┣短編小説

□オルゴールのレクイエム
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あとがき


キリスト教は、罪を許し、敵を愛するといったものが始まりでした。
そして最大悪は、「偽善」だと言ったのも彼、イエスです。

救世主を名乗った時点で、それは偽善だったのかもしれません。
そして、偽善によりこれほど多くの人を救ったのも彼だけでしょう。

彼にとっては不本意でしょうが。

キリスト教は20歳に何らかの儀式を受けなければ天国に行けないらしいのですが、
ダンテと言う政治家の夢で、イエスが生まれる前に死んだ人もいました。
そのような人たちは地獄の門の前に座り込んでいたそうです。

少し、酷い話ですよね…。
「え?生まれてきたのがいけなかった?」
なんてことですから。

これにより、イエスの広めた宗教は偽善であると言う確率があがります。

彼は、分かりやすい方法で人を先導する術を知っていたに過ぎない。
私はそう思います。


あなたはどちらを選びます?

楽園と安息があると信じて死ぬか…
否か…。


この短編の主人公は、不運にも悟ってしまったので、
既に選択肢を失っていました。
しかし彼は自分自身にオルゴールを聴かせて、恐怖を消しました…。


さぁ、選びなさい。

死ぬ覚悟を決めるか、
生きる力を得るか…



イエスには導けなかったこの選択肢が今の時代の最大の選択だと私は思います
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