宍「これから挙げるのは、ほとんどの管理人がレスに困ってる書き込みの例だと考えろ。何か思い当たる節があったら、少しでも改めた方が良いな。相手の管理人にとってのお前の地位は、間違いなく低いぞ」
鳳「……は、はい…(ゴクリ)」
宍「まず、一行カキコ。これは問題外だな。拍手では文字数の関係で結構多いが、掲示板では絶対にしない方が良い」
鳳「『素敵なサイトですね。また来ます』…みたいなやつですよね」
宍「あぁ。…かと言って、三行カキコもレスに困るから控えるべきだ。そのサイトが本当に好きで、作品の感想を伝えたいんなら、もっと書く事はたくさんあるだろ。寧ろ、三行で終わらせる事の方が難しいんじゃねーか？」
鳳「確かに…内容が無いから、管理人さんも三行で返すしかなくなります」
宍「あと、表の掲示板で裏の話をする奴。前にも言ったが、その掲示板を見てるのは管理人とお前だけじゃないんだ。場所は弁えろ。どうしても管理人と裏について話したいって言うんなら、裏専用の掲示板に書くか、メールボックスに感想を送れ。…もし無い場合は諦めるか、管理人にお伺いを立てて、了承が得られれ話しても大丈夫だ」
鳳「色々と、決まり事があるんですね…」
宍「サイトの何処かに隠しの裏がある場合、その場所を掲示板で聞くのはご法度だ。メールでの問い合わせOKな所なら、お前のマナーがなってれば、親切に教えてくれるだろうよ。同様に請求制の場合も、掲示板で聞く奴になんか絶対に教えてくれない。削除されるのがオチだな」
鳳「ちゃんと、それ相応の手段を用いないと駄目ですね」
宍「それから、公共の掲示板でのネタバレ発言も避けた方が良い。ネタバレを嫌う閲覧者もいるし、管理人本人がネタバレを嫌だというタイプの人間かもしれない。こういう場合、不意打ち的なネタバレは、確実に嫌われるぞ。自分だけ、先の展開を知ってるという優越感に浸りたいのかよくわかんねーけど、一度冷静になって、周囲への配慮を心掛けろ。いきなりネタバレを書かかれて感謝する管理人なんて、ほとんどいないからな」
鳳「個人サイトの掲示板で、今週号のジャンプや、ゲームのネタバレを書くのはやめた方が無難ですね」
宍「そうだな。ネタバレOKな掲示板や、情報交換を目的とした大型掲示板なら、話は別だけど」
鳳「気を付けます」
宍「…そして、原作者や特定キャラ・カップリングへの批判的な書き込みもやめろ。サイトの主要な取り扱いキャラじゃなくてもな。…それが誹謗・中傷の域にまで達すると、もう最悪だ」
鳳「原作者は、作品の産みの親ですしね…」
宍「管理人は、すげーレスに困るんだ。他の閲覧者の気分を害する恐れがある手前、『そうですね』と賛同する事は出来ない…しかし、『批判的な意見』に関して、何となく注意するのも憚られる――そういう場合、管理人は手っ取り早く『逃げ』の体勢に入る事がある」
鳳「……逃げ、ですか？」
宍「その部分だけ、全く触れないんだよ。他にサイトの感想が書いてあれば、そこにだけレスをする。結構こまめに話題を拾ってくれる管理人で、不自然にその話題だけを避けようとしている場合…地雷を踏んだ可能性が極めて高いので、自分の書き込みをもう一度よく見直してみた方が良いぞ」
鳳「そうですね。何にしても、人を悪く言うのはよく無いと思います。宍戸さんを悪く言う人がいたら、俺のネオスカッドを食らわしてやりたいですもん」
宍「……言うまでもねーけど、サイトの常連の悪口も禁止だからな。お前の嫌いな常連だけでなく、管理人まで敵に回す事になるぞ」
鳳「他人の掲示板を、自分の負の感情を吐き出す場所にしたら駄目だって事ですね」