鳳「あれー?この管理人さんのレス、まだないや…どうしたのかな。ちょっと、サイトからメール送ってみよう!」
宍「待て待て待て。…お前、管理人に掲示板のレスを強要したり催促するなんて、自殺行為もいいところだぞ」
鳳「え?でも…もしかしたら、俺の書き込みに気付いてないのかもしれないし…教えてあげた方が良いんじゃ…」
宍「それでも駄目だ。ちゃんと運営されてるサイトの掲示板なら、管理人が書き込みに気付かないなんて事はほとんどない。管理人だって人間なんだから、時間が無くてレスできなかったり、面倒臭かったりするんだよ。…それに、レスがなかなか来ないのは、お前の書き込みが原因かもしれないぜ?もう一度、自分の書き込みをよく見てみるんだな」
鳳「う〜ん…それでも、早く管理人さんとお話がしたいですよぅ…」
宍「管理人は、お前のような暇人ばっかじゃないんだ。社会人にもなれば、レスが出来る時間帯なんて、必然的に夜間に限定されてくるだろ?仕事や学校生活とか、ただでさえ私生活の事で疲れてる管理人に鞭を打つような真似はしない方がいい。レスを強要されると、更にやる気が削がれたりするからな」
鳳「…はい、そうですね。気長に待ちます」
宍「あと、これは余談だけど、管理人に更新催促する奴もたまにいるが、あれは完全に逆効果だ。人間ってのは、『やれ』と言われると、反発したくなる生き物らしいな」
鳳「……宍戸さんもよく、宿題の事でお母さんに怒られてますよね」
宍「なっ…お、お前、聞いてたのかよ!」
鳳「あんなに大声で言ってれば、普通に聞こえますよ〜」
宍「と、とにかくだ!見ず知らずの奴から更新催促されたら、多くの管理人は『何だこいつ』って思う。今までやる気があったのに、それだけで急に萎えたりな。サイト運営やサイトの更新なんて、別に義務じゃねーだろ?趣味でやってる事なんだから、人に指図されるのは嫌なんだよ。そういう奴は大抵、作品が更新されると自分の欲求が満たされちまうから、更新作品の感想を、管理人に送らなかったりするしな」
鳳「…それは、自分勝手ですね」
宍「管理人には、それぞれに自分のペースってものがある。それを崩されたら、不快に思うのは当然だろ?『何でこいつのために頑張らなきゃいけないんだ』って、普通は思うだろうよ。『次の作品、楽しみに待ってます』程度なら良いけど、『早く更新して下さい』『連載の続きはまだですか?』は禁句だぞ。それが原因でサイトを休止したり、最悪、閉鎖する場合だってあるんだからな。他の常連からしてみれば、運営妨害もいいところだぞ」
鳳「何でもゆとりある広い心を持って、管理人さんの事情も考えてあげようって、事ですね」
宍「そうだ。小説やイラストを書くのなんて、そんな簡単に出来る事じゃねーからな。お前が遊んでる時間に、管理人は自分の時間を削って作品を作ってるんだぜ?…サイトなんてのは、管理人がボタン一つで簡単に消去出来る媒体なんだって事を自覚して、お前自身が、その起爆スイッチを押さないように気を付けろよ」
鳳「肝に銘じます」

[TOPへ]
[カスタマイズ]




©フォレストページ