鳳「わーい!我ながら力作が出来たぞ!これ、早速あそこの管理人さんに送ってあげようvv」
宍「長太郎、そこの管理人と交遊があるのか?」
鳳「えっと…頻繁に掲示板に書き込みするぐらいですけど…個人的なメールとかは、全然しないです」
宍「好きな管理人さんに作品を贈る場合も、色んなマナーがあるから、それに準拠してやれよ」
鳳「え…ただ、贈るだけじゃ駄目なんですか…?」
宍「イラストや小説などを相手管理人に贈る場合、感想を強要するなんてのは、もっての他だ。『サイトに飾ってくれても構わない』なんて書くのも、暗に頂き物ページに飾れって要求しているようで印象が悪い。やるなら自然にな。管理人もわざわざ、その貰い物に感想をつけたりレイアウトを考えたりしないといけなかったりで、結構面倒だったりするんだよ。…だから、いくら待ってもサイトに飾ってくれないからって、それを怒るのはお門違いだからな」
鳳「怒ったりなんかしませんよ!ただ、何か、形に残る物をプレゼントしたいなーって思って…」
宍「中には『送り付け行為』自体が迷惑だと考える管理人もいるから、事前に確認を取って贈るのが、一番スマートなやり方だ。いきなり掲示板にイラストを貼り付けたり、『私のサイトに載せてあるので、是非持っていって下さい』なんてのは、非常に嫌がられるから注意しろよ」
鳳「……どうして、掲示板にイラストを貼り付けるのも駄目なんですか?」
宍「仮によ、訪問者からの贈り物を、『頂き物』ページに載せてるサイトがあったとする。それで、掲示板から貰ったイラストも結構その中に掲載されてるんだと知って、長太郎も、そのサイトの掲示板に自作のイラストを添付して投稿したとするだろ?…だけど、自分より前に投稿してた奴のイラストは掲載してるのに、自分のはいつまで経っても載せてくれない。ちゃんと、レスはしてくれてるのに。更には、自分より後に投稿した奴のイラストが、ちゃんと飾られていた――…こんな状況になった時、お前はどう思う?」
鳳「…う〜ん……どうして、俺のは飾ってくれないんだろう、って…」
宍「だろ?気付かない内に、連鎖が出来てるんだよ。『掲示板にイラストを貼れば、サイトに飾ってくれるだろう』って言うな。管理人側としても、"飾るイラスト"と"飾らないイラスト"を分けていると、まるで選り好みをしているようで印象が悪いようにも思われるから、自然と、全てのイラストを掲載せざるを得ない状況に追い込まれていくんだ」
鳳「なるほど…」
宍「『頂き物』ページ自体が無いサイトや、掲示板に貼り付けられたイラストを、元々『頂き物』としては扱ってないサイトなんかでは、そんなに気にする事も無いと思うけどな。…例え掲示板に貼り付けたとしても、『感想を聞かせて下さい!』なんて、間違っても言うんじゃねーぞ。イラストの部分に触れてくれなかったら、それがお前の実力だって事だ。あと、『下手ですみません><』なんかも、管理人は『そんな事ないですよ!』としか言えなくなるため、あまり好ましくないな。ちゃんと、言葉は選んで使った方が良い」
鳳「『初書き込み』の時に宍戸さんが言ってた、誘い受け発言はNGだって事ですね」
宍「しつこい投稿も、嫌われやすいからな。これは、小説の場合にも言えるけど…寧ろ、小説の方が腰を据えてじっくり読まないといけない手前、イラストよりタチが悪いかもしれない」
鳳「そうですね。…俺も一応、サイトのメールで管理人さんに聞いてみます」

宍「そうした方が良いな。…で、長太郎の力作ってやつを見せてくれよ」
鳳「あぁ…ッ!だ、だめです…やめ…ッ!!!」
宍「……なっ!!?ちょ、長太郎―――ッッ!!!!!」
鳳「うわーんっ!だって、宍戸さんの可愛さについて凄い話が合うから送りたかったんですよ〜ッ!!!」


【長太郎の渾身の力作は、ベッドの中でまどろんでる宍戸さん(半裸)イラストでした】

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