『初めまして!素敵なサイトですね。私も鳳宍サイトやってるんで、是非、遊びに来て下さい!それでは☆』



宍「…サイトの掲示板での宣伝行為は、もっとも嫌われる部類だと肝に銘じとけ」

鳳「そ、そんなにいけないんですか?…俺、自分のサイトに沢山の人が来て欲しかっただけなんですけど…」

宍「それなら、ランキングとかサーチに沢山入って、客を呼び込めばいいだろ。『宣伝掲示板』以外の掲示板に書くなんて、例えサイトの感想があったとしても、アクセスアップに利用されてるだけのように感じて、管理人にとっては気分の良いもんじゃねーからな。それに、わざわざ『遊びに来て下さい』なんて書かなくても、リンクが貼ってあれば自然と赴いたりするもんだ。一見、普通の誘いのようにも感じるが、管理人にしてみれば、半ば強制的に行かなきゃいけないような気がしてイメージが悪い。そんな状態で遊びに行っても、心から楽しめる訳ねーだろ。最初は、事務的に掲示板に書き込みしてくれるかもしれないが、次第に足が遠退いて、時間が経てば全く来てくれなくなる。…自分から、その管理人の足をサイトから遠ざけてるんだって事に、気付いた方が良いぞ」

鳳「…そうですね。俺も自分のサイトで宣伝されたら、その人が書いてくれた感想も、何だか薄っぺらく感じますし」

宍「掲示板で宣伝したところで、過度なアクセスアップは期待しない方が良い。掲示板を見てる、そこのサイトの常連さんは、そのサイトが好きだから来ているんであって、興味の無いサイトのリンクなんて、あんまり踏まないものだしな」
鳳「いっぱい作品を書けば、自然と人が集まるものですしね」

宍「そうだ。いくら外で宣伝しても、中身が伴っていなければそれは一見で終わる。それを『常連』に変えるかは、本人の力量次第だ。…それに、相手管理人の心象を悪くすると、それは後で大きく響く事になる事をよく覚えとけよ」

鳳「はい」


宍「あと、『私のサイトの掲示板にも是非書き込んで下さい!』とか、『私のサイトの感想を聞かせて下さいv』なんていう書き込み強制は、絶対にやめろよ。それだけで、即ブラックリスト行きだ」

鳳「…確かに、それはマズイですね」

宍「あぁ。感想なんて、強制されて書くものじゃないだろ?本当に良いサイトなら、自分の中の感情も自然と言葉になって文章に表れてくるもんだ。『何も感じなかった』だって、ひとつの感想だ。だけど、そんなバカ正直に掲示板には書けないから、相手管理人は社交辞令を使うんだ」

鳳「社交辞令…」

宍「『初書き込み』の時に、管理人は心を閉ざす天才だって言ったよな?だから、記号や顔文字を使って無理やりテンションを上げようとしたり、面白おかしい書き込みを演出して、無理やり感想を伝えようと必死になるんだ。だけど、その内容は当たり障りのない言葉の羅列だったりする。半強制的に書かされた感想なんて中身が無いから、本心から言ってるんじゃないって事は、端から見れば結構わかっちまうもんなんだぜ?…その掲示板のリンクから飛んできた、相手サイトの常連さんなんかは、特にな。本人は浮かれてて、周りが見えてねーのかもしれないけど」

鳳「……まるで、裸の王様ですね」

宍「だけど、一見フレンドリーな書き込みに見えるから、『自分は気に入られたんだ』と勘違いする奴も多い。他のサイトに宣伝書き込みした奴が、その管理人に気に入られる事なんてほぼ100%ないと思え。俺が正レギュラーに返り咲いた確率よりも低いだろうよ」

鳳「それは、絶望的ですよね」


宍「あと、掲示板の書き込みの中で、事あるごとに自サイトの更新宣伝する奴(『○○書いたので、見に来て下さい!』等)もいるけど、もう一度、自分の身の振り方について考えてみた方が良い。そんな事が続けば、確実に管理人に嫌われるぞ。終いには、そいつが書き込みしただけで、即削除される可能性だってある」

鳳「…き、気をつけます」

宍「『自分のサイトの宣伝は、宣伝掲示板以外では書くな』…これは、書き込む上での大原則だから、忘れるなよ」

鳳「はいっ!」

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