etc.

□明日への協定
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 オーブ領海での、ミネルバとの戦闘の数日後の夜。
 私は考え事をしたくて、デッキに上がった。
 初めて上がったデッキは、見慣れたミネルバとはやっぱり違っていて、改めて、今いる場所が住み慣れた戦艦でないことに気づく。

 時々強く吹きつける風が、下ろした髪の毛を揺らす。
 それに時々目をしかめながら、私はただぼんやりとそこにいた。
 すると小さくキイィ、と言う金属の扉が開く音が響いた。

 「え?」
 かん、かん、かん、と階段を上ってくる音。

 誰だろうと、知らず俯いていた顔を上げると、そこに現れたのは茶色の髪の青年。

 「あ、こんばんは。」

 そう言ってにこやかに笑う男の人は、キラさん。
 伝説と謳われたフリーダムのパイロット。そして、

 アスランさんの、幼なじみ。
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