etc.
□哀しい祈り
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永遠を得るかのように
君は両手を広げて
「ステラ・・・・」
降りしきる雪の中、熱が失われた身体を抱きしめる。
傷ついた身体、物言わぬ身体。
俺が一番守りたかった少女の、変わり果てた姿。
“シン!”
もう君の唇が、俺の名前を紡ぐ事はない。
ベルリンの街から数キロ飛んだ先にあった静かな湖に、シンはステラを水葬した。
水底にゆっくりと落ちていくステラ。
沈んでく身体と逆向きに、貝殻のペンダントが浮かんで煌めいた。
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