08/23の日記

20:18
おしまいさ。
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全く、ありえないな。
俺が君に惹かれていたことに、こんな時まで気づかないなんて。
自分の鈍さに腹が立つよ。
もう会えないって知って、驚いた。
何度もその文面を読み返した。
誰も言ってなかったじゃないか、そんな事。
俺だって、予測できなかった。

三か月。いや、それ以下か。君との思い出は。
それに指を使って数えられるくらいしか、君には会っていない気がする。
それでも俺は、
腹が立つほど君が好きだった。

分けの分からない君が口に出すのが、ただの戯言じゃないとも知っていた。
呆ける俺に帽子をかぶせた意味も分かっていた。
最後に会った時、アンタが見せたその表情の意味も、分からないわけじゃなかった。

ただ、臆病な俺は見て見ぬふり。
深くかかわることを避けていた。

それが仇となり、今じゃもう何も伝えられない。

ただ一言、君に好きと伝えたいだけなのに。
君は霧になったようにどこかに消えて、森の奥に隠れてしまった。

もう一度。もう一度でいいから会わせてくれよ。
その時は、ちゃんと伝えるから。
天に一番近いものの、天への願い。
変わらないものに一つの線が書き足されるよう願っての、儚い望み。

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