is in love

□陸
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それが面白くてなのか、ただ単に我慢の限界だったのか自分でもよく分からないが
お腹に回した手が、シャツを捲り上げて素肌を撫でると
夏目の体が、ビックリして跳ね上がる
「な!・・・」
手が慌てるように制止してくるが
それを無視して、平らなお腹から胸へと手を上げていき
項に落とした唇を耳たぶへと動かすと
夏目が息を呑むのを感じた

そうなればもう、反応が嬉しくてかさらに手の動きがエスカレートしていく
ジーンズのボタンに手を伸ばすと
両手で止めてくるので、舌で耳を嘗めあげると
「っ・・・」
声にならない息が漏れ、手の力が緩んだ隙にボタンを外して
手を突っ込むと
「名取さん!!」
夏目が泣きそうな声を上げて、止めてくる
「ん?・・なに?」
「お・・覚えられません・・」
震える声が、勉強の邪魔をするなと言いたげだが

ごめんねと心の中だけで謝り、お腹から下へ手を伸ばすと
少し反応し始めている夏目へ初めて触れる
「や・・・」
小さく抗議の声をあげて、俺の腕を掴む
胸を彷徨っている指で、小さな突起を摘むと夏目は顔を背けてしまう

ああ、だめだ・・ちょっと遊ぶつもりだったのに
こんな反応されちゃな・・

手を抜いて、夏目の体を抱き上げて
立ち上がり、寝室へと連れ込む
ここも風を通すためにカーテンと窓は開いていて明るいが
気にせずに布団の上へ、夏目を降ろして
上にまたがり、シャツをポイと脱がすと
泣きそうなのか、分からない不思議な表情を浮かべ
頬をピンク色にして、見上げてくる
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