だいすきなきもち ミニ♪
□バンバン☆
1ﾍﾟｰｼﾞ/1ﾍﾟｰｼﾞ
ひみ○のおお○か
大阪の人は撃つ真似をしたら絶対に乗ってくれるそうです
道行く人に撃ってみた
「バンバン」
「うっ打たれた〜」
買い物帰りのお姉さんが乗ってくれた〜
「へ〜・・大阪の人ってやっぱりノリがいいんだな〜」
思わず関心しながらテレビを見てしまう
おっちゃんも若い人達も、スタッフが撃ってる人みんなが
何かのリアクションで返してる
面白くて、アハハと笑いながら見ていると
鼻歌交じりで、リビングに入ってきた名取さんを見て
「名取さん」
「ん？」
「バンバン☆」
指でっぽうで撃つ真似をした
名取さんは驚愕の表情を浮かべ
自分の腹に手をやり
膝から崩れ落ちる
「う・・・」
呻きながら
俺は思わず立ち上がり、成り行きを見守ると
「う・・・ご、ごめん・・・夏目・・・」
「え・・・・？」
「俺のしたことが・・そんなに許せなかったん・・だね・・・」
「え・・・」
「ぐ・・・」
そのまま床に手をつき、苦しそうに息をする名取さんを見ている
「・・・このまま逃げろ・・・俺の事は忘れて・・」
上半身が崩れ落ちて、顔だけ苦しそうに上げてくる
「どうか・・幸せに・・・幸せになってくれ・・・」
そのまま顔が床に落ちて、ピクリとも動かなくなる
「名取さん・・！！」
思わず駆け寄り肩を揺さぶる
「どう？迫真の演技・・・ってなんで泣いてるの？！」
笑顔で顔を起こして、俺の顔を見て叫ぶ
「だって！だって！・・」
「いや・・撃ってきたの夏目でしょ！」
「だって！・・」
そのまま、うわ〜んと泣く俺を抱きしめながら
「いや・・・おかしいよね・・なんで大泣き？」
「死んじゃやだ〜」
「死なないよ！」
吹き出しながら抱きしめる
「真似でもやだ〜」
「夏目は・・今度の映画見られないね・・このセリフまんまだから」
「名取さんが死んじゃう映画なんてみません」
「そうして」
笑いながら抱きしめて、抱き上げられ運ばれる
２人だけの甘い部屋へ
すいません・・バカップル・・・