Beloved feeling

□*three*
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あさひ食堂は、朝11時〜夜10時までの営業で、月〜金曜日までしか営業してない
土日は開けててもお客さんも来ないらしい
もっぱら夜がメインで昼間も、常連のじいちゃんばあちゃんばっかだ
俺は夕方の6時からしか働いてないけど
大学が休みで、実家に帰ってないときはたまに昼間も手伝う

仕事帰りの駆け込んでくるお客さんもいるので、中々時間通りには終わらない
今日も後片付けを手伝い店を出たのは11時ちょい前だ

今日は本当に変な1日だった
色々考えながらトボトボと歩いていると
車がパッシングしてくる
眩しさに目を細めて見ると
運転席から出てきたのは

「キラキラ・・・・」
「魔神が抜けてるよ」
ニコリと笑顔で言ってくる
俺は地面にしゃがみ込む
「お前・・・どんだけ暇なんだよ・・・」
「暇じゃないよ、結構忙しい身なんだけどね」
「嘘つけよ・・今日は半日遊んだだろ・・」
「足りないって・・」
クスリと笑って俺を立たせる
そのまま、助手席へ押し込められる
運転席に座り、車を発進させる
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