Beloved feeling

□*four*
1ページ/15ページ


なんだか大学生活が激変・・・というか
横でニコニコと話しかけてきている奴のせいで、構内を2人で歩いている様子を回りがビックリしてみている

そうだよな・・・こいつ今まで野郎と2人で歩いているなんて、絶対無かっただろうし・・・
そもそも野郎の友達すらいなかったのでは無いかと・・
チラリと見上げ、こっそりため息を吐く

しばらくすると、女の子達が
「名取君〜」
おはようと言いながら寄って来て
名取の腕に縋り付き
俺をチラリと見て
「友達〜?なんて名前なの?」
と笑顔で聞いている
名取は無言で、絡まった腕をほどいて
そっと距離を取り
「ごめん、今、大事な話してるから邪魔しないで」
無表情で言い切ると、俺の肩を押して先を促す
ポカーンとする女の子達を置き去りにして

俺は額を押さえて
「あれはやばいだろ・・・」
「何が?」
「今までは普通に受け入れてただろ?」
「だって本命出来て、そんな事してたらダメでしょ」
「本命・・・って・・・」
「あれ?夏目は良いの?俺が今まで通り侍らせて、やりまくってても?」
「お前!バカか!こんなとこで何言い出すんだよ!」
慌てて回りを見て、声を潜めて抗議する
名取は眉を上げて、返事を待っている
「・・・いやっちゃイヤだけど?」
「でしょ?間違って無いよ」
ニコリと笑って、先に歩き出すので後ろを歩いていて
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ