Beloved feeling

□*twelve*
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キッチンで格闘していると
名取の甘い声が響いてくる
「ただいま〜」
「おかえり・・早かったな」
答えると、名取がキッチンへ入って来て
クスリと笑う
「何作ってるの?」
名取が後ろから抱きつきながらのぞき込んでくる
俺は手を粉だらけにしながら
少し振り返ると、チュッと優しいキスが降ってくる

「クッキー・・」
「へ?なんでまた」
「今日な・・本屋巡りをしてたらワゴンセールで
料理本が安かったんだ」
「うん・・・」
「ここさ、凄いいいオーブンがあるだろ?」
「ああ・・」
「で、何か挑戦してみたくなってさ・・」
話しながら生地をこねる
「うまく出来たら・・大学にも持っていくんだ」
「・・・出来なかったら?」
「・・・俺が消費するよ」

出来なかったら?とか聞く?
と思いながら生地をこねる
普通のと〜
チョコレートのと〜
チョコチップ入り!
3種類は作ろうかと思っている
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