Beloved feeling

□*fifteen*
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風呂上がり下着姿で、リビングへ入り
頭をワシャワシャと拭きながらふと思う

(あれ?・・・そういえば・・俺っていつから名取とエッチしてないんだろ・・・)

思った途端に顔が、カッと熱くなり
慌ててエアコンの吹き出し口の下に行く

(なに・・考えてんだろ・・)

タオルで顔を拭いて、首にかけて
でもあれこれ考えてしまう
大学はもう長い夏休み
入った途端に俺は実家へ1週間ほど1人で帰った
名取は仕事や、祓い屋の仕事などが重なり
都合が合わなくて、盆の時は2人で帰る事になっている

田舎の花火大会もあるし
一緒に行けるように、母さんが浴衣を用意してくれているみたいで
それを名取に話すと凄く喜んで
今から楽しみだな〜って言ってくれていた

俺が帰ってたのもあるし、こちらへ帰って来てからも
遠方での雑誌撮影や、仕事で滅多に顔を合わせられず
指で数えると14日・・今日で15日目だ

珍しいというより初めての事かもしれない
ふと顔を上げると、窓ガラスに映るのは
すごくしょぼくれた自分の姿で

(なんて顔してるんだか・・・)
パシリと頬を打ち、半パンとシャツを着て
ただいま入浴中の名取にビールを注いでやろうと思い立つ
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