Temptation
□すべて、愛のせい 2
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家に入り、自分の机の上に置いてある箱を開けてみる
そこには紙に包まれている物が入っている
つい、興味本位で買ってしまった薬
「「ハイになれるよ〜、これさえ飲めば」」
そんな言葉につい、1つと言った
「「1つじゃ意味ないよ・・誰かと楽しむなら自分も飲まないと」」
そ・・・そうなのか!?
「「あらら・・まだそんな経験無いんでしょ・・・薬で犯っちゃうと楽しすぎてヤバイよ?」」
・・・・・じゃあ2つ・・・
「「まいど!」」
なんでこんなの買ってしまったんだろ・・・大事な小遣いで
そんな事を考えながら家に帰り
戻しに行こうか・・どうしようかと
考える
でもその気持ちすら
あの人の事を考えると
どうでも良くなる
どうしても手に入れたい
薬なんて使ったら
もう絶対、絶対に会って貰えなくなる
そんな恐怖が現実にはあるのに
どうやって飲まそうか?
どういうシチュで?
どんな反応するんだろ?
そんな事を考えている自分は本当にヤバイ
なのに
「貴志君〜・・名取さんから電話よ〜」
「あ・・・はい」
俺は慌てて下に降りていく