main
□〜01〜謎の美少女転入生的な
1ページ/3ページ
月子視点
今日の朝はいつもと少し違う。
なぜなら、いつも一緒に登校している
幼馴染がいないから。
ココ、星月学園の女性徒は私、2年天文科の夜久月子 1人しか存在しない
男の子とは違う話題ができる人がいないのは
ちょっぴり寂しいけど
幼馴染の錫也、哉太、羊くんがいるからこの学園に通えている
でも、今日は日曜日。
部活にはいっていない3人は今日はいない。
私は、弓道部に入っていて今日も部活があった
女子寮から弓道場までの道のりを歩いていると
いつもとは違うことが起きる―
琴葉視点
『ヤバい…どうしよぅ』
今日は、日曜日。
九条 琴葉こと、九条 怜は、只今 家んちの執事とボディーガード(?)から逃げながら、オr…私は!!
今、私の目の前にある星月学園の門の前にいる
ここで、しばらくの間 俺は、女装しながら
大好きな星を専門的に勉強しながら寮生活を送ろうと思い、今日やっとの思いで執事やらボディーガードから逃げまくって、
転入の届けを出していた星月学園までたどり着いたわけだが…
どうしたもんか。
目の間には鍵がかかってまったく開く気配のない門。
そして、どこから嗅ぎつけてきたのか執事らの声が近い。
さて、どうしよう?
1、門のとなりの塀を飛び越える
2、おとなしく執事たちに捕まる
3、逃げる
ん〜、ここはやっぱり「1」が正解だろ!!
っしゃ!
もう、知ーらね!!
スカートだけど!この塀の先に誰かいたって
知るか!!
月子視点
「アレ?なんだろう」
私は今、正門の前を歩こうとしていた。
しかし、この塀の先では誰かの名前を叫ぶ人たちの声
なんて呼んでるかは分からないけど、
『〜〜様』って聞こえるかも
どっかのお金もちのひとなのかな??
ふと、下を見やると、塀の陰にはなにやら人の影らしきものが…
え!?
状況を飲み込むのが少し遅れて上を見上げると
ひ、
「人!!?」
人が降って来た!思わず声が漏れてしまった…;
その人は私の姿を見て一瞬驚いたような顔をしたように見えたが
軽やかに私の前に降り立った。
私はその人の姿に驚きを隠せなかった
だって、私の目の前の人は…
琴葉視点
私は意を決して、そこそこ高い壁をいくつかの技を決めて、のぼった
しかし、一回塀の上で助走がついたままの
私が見たものは、
この塀の下で私を驚いた表情で見上げる少女
しまったぁぁああ!!
まさか本当に塀の下に人がいたとは!!
うん。でも大丈夫bb
イケる!!
あの子のギリ目の前を降りよう!!
私ならイケるよ!!大丈夫!…なはず。
見事!私は少女(?)のぎりぎり目の前で降りた