よみきり小説
□仲良し
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「観賞用って、白石くんの事いうんだよ。」
「突然、何言うてんねん。」
「その分、謙也くんは実用的だよね。」
「おのれは人を捉まえて、何言うとんじゃい！」
仲良し
「私も、白石くんみたいな人と付き合いたい。」
「人を実用的、言うてる次点で無理やろな。」
「何よ、それ！私だって、もう少しボインで美人だったら、白石くんだって振り向いてくれるわよ！」
「もうボインって言う次点で相手にされへんやろ。」
「そういう言葉の暗示が、私と白石くんの距離を遠ざけるんだからね！」
「はいはい。」
「聞いてないし！てか、白石くんに、そういう言葉の暗示、かけてないでしょうね！」
「そんなに気になるんだったら、自分から聞いたらええやん。」
「暗示かかってます？って聞くの！？そんなの出来る訳ないでしょ！」
「だったら大人しくしとき！」
そんな痴話喧嘩を見て、白石は笑っていた。
「デキてるな。」
おわり