(マ)シリーズ

□重ねた想い、そして
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おふくろ!

ついにおれは愛しい婚約者と結ばれる時が来ました!









§重ねた想い、そして§










血盟城・魔王専用部屋




おれはいつもの如く、就寝前に本を読んでいるヴォルフの隣でゴロゴロしていた。


「なぁー、そろそろ寝ようぜ?」
「勝手に寝ていろ。ぼくはもう少し読んでから」
「ヴォルフも一緒に寝ないと駄目だ」
「……この国の魔王陛下は一人で眠れないのか?」
「眠れない!」


ここぞとばかりにおれは「一緒に」、を主張してやる。
こうでもしないとツンデレな恋人は相手にしてくれないからな。
……まぁ、時と場合によっちゃプロレス技に当たる事もあるけど。


「手、繋いでいい?」
「――っ!だから、いちいち聞くなと何度も言っているだろ、へなちょこ!」
「何言ってんだよ。急にしたらお前の拳が飛んでくんじゃん」
「ム……わ、分かった。一緒に寝てやる!」


やった!
一緒に寝てくれるってvV


「ヴォルフの手、小さくなったんじゃね?」
「ユーリの手が大きくなったんだ」
「そっか……」


ヴォルフに比べたらおれの方が早く成長すんだっけ。そういやー、身長も少しだけおれが高いかな。


「ははっ、ヴォルフが今以上に可愛くなりそう」
「なっ!?笑顔で言うな!」
「ってかさ、ヴォルフ……」
「あ……どこ触ってるんだユーリ!」
「ごめん……でもさ」


おれ、もう理性が保てない……ってゆーか、我慢のし過ぎだよなぁ。


「ユーリ?…ん、んンっ」


ヴォルフの唇は色艶もいいけど、やわらかさとか甘さとかがまたたまんなく最高なんだ。


「はぁ……ユーリ駄目」
「何が駄目なんだ?」
「な、何がって……あっ、ん」


耳に舌を這わせれば身体を震わせておれの寝巻にしがみ付いてくる。
それを首筋へ移動させながら赤い花弁を落としていく。


「あ…っ、ユーリ。跡が付く」
「付けてんの。ヴォルフはおれのモノですよーってね」
「も、や……」
「ヴォルフの乳首、うまそうな色してるな」
「ふぇ?ひゃっ!あ、あ……」


少し赤付いたエロそうな乳首をわざと音を立てて舐めたり吸い上げたりしてやる。
もちろん甘噛みで刺激しながらな?


「んっ、はぁ……んンっ」
「口、押さえんなよヴォルフ」
「やっ、ヤダ!……はンっ」


その意地っ張りな態度が逆におれをそそってるのに気付いてないだろうな。


「下も舐めてやるよ。ほら、足開いて」
「いっ、いやだ!あ……だめっ、汚いから……ユーリ!」
「綺麗だよ?蜜がいっぱいで……」
「ユ……アッ!はあぁ」


先端から零れ落ちる蜜を舐め上げ、舌先でその割れ目をなぞり上げる。
するとソレはピクピクと反応を返してくれた。


「ここは素直じゃん?」
「ふぁ……や、ぁ……イィ」


おれは欲情しているソレを口に含むと、裏筋や亀頭を丹念にシャぶり上げるのに専念した。


「ユーリ、は、放して……」
「……」
「〜〜ッや、イク……から。あっ……あぁ!」


先端を強く吸い、亀頭を甘噛みされてヴォルフは直ぐ様白露をおれの顔面に吹きつけてきた。


「やっばー!おれが先に顔射されたよ」


顔についたヴォルフの精子を舐めとっていると、涙目のヴォルフと目が合った。なんか小動物みたいで可愛い。
そんなコトを思っていたら強烈な蹴が飛んできて


「っいてて」
「ばかユーリ!放せと言ったのに!」
「ばかって。しょーがないだろ?ヴォルフのこと、気持ち良くさせてやりた…」
「わっ、分かってる!でも、ユーリが汚れてしまうだろ!?」
「ヴォルフ……」


乱暴だけど気遣ってくれてる?


「えへへぇ〜」
「なっ、なんだユーリ?」





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