☆
□きっと……
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君が笑うから幸せなんだ。
それだけで良かった。
それなのに僕は……君を。
あとには戻れない。
戻せないんだ。
「そのお花、ドロロが育てたの?わぁ、スゴいね。とてもキレイ」
君が僕に笑いかけるから、どうしたら良いのかわからなくなる。
胸が苦しくて、切なくて。
どうしようもない。
それなのに、僕は君から目を逸らすことができなくて……。
「その花、冬樹氏に差し上げるでござる」
「え?いいの?ありがとう、ドロロ!」
その笑顔を見つめていたい。そして守りたい。
心からそう思えた。
だから僕はきっと……。
君の傍いる。
ずっと、ずっと……。
*END*