□きっと……
1ページ/1ページ





君が笑うから幸せなんだ。

それだけで良かった。
それなのに僕は……君を。

あとには戻れない。
戻せないんだ。


「そのお花、ドロロが育てたの?わぁ、スゴいね。とてもキレイ」


君が僕に笑いかけるから、どうしたら良いのかわからなくなる。
胸が苦しくて、切なくて。
どうしようもない。
それなのに、僕は君から目を逸らすことができなくて……。


「その花、冬樹氏に差し上げるでござる」

「え?いいの?ありがとう、ドロロ!」


その笑顔を見つめていたい。そして守りたい。
心からそう思えた。
だから僕はきっと……。


君の傍いる。


ずっと、ずっと……。




*END*

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ