ケロロ軍曹
□タママ…の、行方
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「ふむ、相性検査機か」
「そーなんですぅ。で、カクカクタマタマでぇ〜」
「ほうほう、それでタママ君は我輩にこれを握ってくれと?」
「はいですぅー」
「ケロッ、分かったであります!この直角をこう握ってぇ……冬樹殿がこっちを」
「って、え?」
「僕がやるの?」
ええッ、ちょっと軍曹さん!?
普通そっちに反れるぅ〜!?
「えっと、こっち側を握ればいいの?……はい」
「おッ、動いてるであります!(我輩と冬樹殿の相性がピッタリなのは分かり切っていることだが、ここで証拠を勝ち取れば623殿に差をつけることが出来るというもの。ゲロゲロゲロゲロ!)」
「あ、出たみたい」
「はっ、果たして結果は……」
「86%」
「なんとぉ!?ひっ、ひっくーッ!!予想以上に低いぃ!!」
「うわぁ!ぐ、軍曹!?」
痛恨ですぅ、軍曹さん。
「おーい、軍曹ってばぁ。どうしたんだろ?放心状態になっちゃった」
「ぷぅ、しらないですぅー」
「もぉ〜しょうがないなぁ。あ、タママもやってみようよ」
「ボクとフッキーで?」
「うん。でも僕とはイヤかな?」
「ッ!!(キュンッ)」
別にイヤじゃないけど……というよりスッゲー気になるかも。
「はい、タママ」
「うっ、はいですぅ」
こ、このドキドキは一体なんだろう?
キュンと締め付けるこの何ともいーよーのない切なさ……まさかボク、フッキーを。
「……だって」
「へ?なんですぅ?」
「だから94%だって」
「マジっすか!?軍曹さんより高得点ですぅ〜!」
「そうなんだ、以外で面白い結果だよね」
「う……ん」
これはもう……う、運命ってやつじゃ?
もしかして……ううん、もしかしなくても。
「フッキーラブですぅ〜!!」
「わぁ!?何?急に抱きついたりしてどうしたのタママ?」
「これからは軍曹さんとフッキー、そしてボクのトライアングル・ラブドラマが始まるんですぅ〜」
「ふぇ!?ちょっ、待ってタママ!何がどうしてそうなったの!?(てっ、顔近すぎだよぉ)」
「実をいうとずっと違和感があったんですぅ。軍曹さんとフッキーに嫉妬しないのも、突然切なくなるのも。でも、今ハッキリ分かったですぅ」
モモッチに八つ裂きにされようがもう構わないですぅ!
「ボクはフッキーに恋してるですぅ〜!!」
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