ケロロ軍曹

□冬樹侵略!―侵―
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「ン……」


苦しい……だけど身体が疼いてくる。

僕のソコは、刺激を求めて震えている。
だけどこの触手は、ソコだけを上手く避けていた。


「不満そうだな、冬樹」


不満?
……当たり前だよ。
触っても触れてもくれないのに。

――……と突然、僕の口からベトベトになっている触手を抜いて、ガルルは問い掛けてきた。


「どうしてほしい?」


そう耳元で囁かれて、不意に身体が震えた。
息がかかるだけでも、全身が敏感に反応してしまうのに、ガルルの低ボイスは反則だ。


「外してやろう」

「な、に?……ぁ」


ガルルが指を鳴らした途端、触手は僕から退散していった。
突然自由になった僕の身体は、自然とガルルの腕のなかへ倒れこんだ。


「お願い……出させて」

「いいだろう。ただし、ここでやってもらおうか。自分で……な」

「そんなっ」


「辛いだろ?」、意地悪くそう言うと、ガルルは僕を引き離した。
早く出してしまいたいけど……ガルルが見ている前でなんて出来るわけないよ。


「で、できない」

「なら、暫らくこのままだ」
「や……」

「嫌なら今ここでやるしかない」

「う……ヒドイ」


このままじゃ立つことさえままならないだろう。
それに、凄く辛い。


「……」


僕は意を決して熱くなっているソコへ手を伸ばした。
ガルルの視線がイタイくらい感じる。


「……ん」


ぎこちない手つきで刺激を与えると、ソコは熱く、いつもより濡れだしていた。
すぐにでもイッてしまいそうなくらい感じる。
あと少しで解放できるんだ……そう安堵していたら、不意にそれを阻止されてしまった。


「まだ駄目だ」

「やだ……なんで」


ヒドイ……ひど過ぎる。
自分でやれって言ったのはガルルなのに、なんで止めるの?
わけが判らなくて、無償に悲しくなってきた。


「嫌い……ガルルなんて嫌いだ」

「そうか、それは残念だよ」

「ぁ……何?あっ……イタッ」


突然のことに、一瞬何をされたのか判らなかった。
痛くて苦しい……ただそれだけが僕の全身を駆け抜ける。
恐る恐るそこへ目を向けると、僕の立ち上がりにヒモが縛り付けられていた。


「いやだっ、外して!苦しい!」


しかし、ガルルは何も言ってくれない。
外そうとする僕の腕を掴むと、頭上で両手首を縛って、固定されてしまった。

これじゃ、どうすることも出来ないじゃないか。

痛みとガルルに対しての感情が交差して涙が溢れだした。


「どうして?どうしてこんな……ヒドイこと……するの?」


友達になれると思ってた。

本当のガルルは良いケロン人だって思ってたから。
だから僕は、ずっとガルルに会いたいと願っていたのに。


「君が私を嫌いになろうが構わない。今この時、君は私と共にいる……それだけで十分だ」


覆いかぶさったガルルの顔がハッキリと見えて胸が締め付けられた。
さっきと同じだ。
淋しそうで悲しい。


「嫌いになるなら徹底的に嫌えばいい。私は君の敵だ」

「ガルル……」


違うと否定しかけた唇を塞がれた。
苦しいくらい深いキスはとても切なくて、抵抗しようとする力も思考も消されていく。
すると、ガルルは僕の足を自分の肩に乗せて一言だけ告げた。


「侵入する」


直後、特有の痛みが僕を襲った。
慣らしていないソコへ、ガルルが無理矢理ねじ込んでくる。
激しい痛みが理性を崩していく。
僕は我を忘れて泣き叫んだ。





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