短編

□起きてしまった惨劇
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『ねぇ、綺麗でしょ』
そう言った彼女の回りには変わり果てた仲間達だったであろう肉片や血、が散らばっている…。

「な、んで…」

『これでもう傷つかなくて良いんだよ…。誰も貴方を傷つけたりしない。素敵な事だよね』

そう言った彼女は赤く濡れた自分の手を見つめていた

『なのに…。何でかな?
すごい胸が苦しいの…
貴方の為だと思ってやったのに!
なんで、どうしてこんなに…。』

彼女は泣いていて
俺は目の前の光景に
ただ立ち尽くして見るだけしか出来なかった。



起きてしまった惨劇

いつから僕達の歯車が
狂い始めたんだろう

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