BOOK

□立海のお姫様
4ページ/9ページ













あのあと丸井とジャッカルと
別れ、桜乃は1人でぶらぶらと
見物していた―…






そうすると…このイベントの中で
いちばんでっかい看板を発見した。





『カップル対決!!』




それは何組ものカップルの中から
いちばんお似合いのカップルを
決めるものだった。



審査員はこの会場にいる生徒全員。



今年いちばんの大イベントだった。










「それではカップル対決!!を
 開始しま〜す!まずは1組目の
 カップルからどうぞ〜!」





1組目のカップルが出てきた。
会場は大盛り上がり!





「わぁ〜!すごい〜」




あまりにステージに出てくる
カップルたちがラブラブなため
桜乃も少し羨ましくなる。





「いいな〜」




1人で見物していたところ
ステージ裏ではこんな出来事が……








「大変!!最後の組の女子が
 急に倒れたって……」



「ええ!?じゃあ1組
 減らさないといけないってこと!?」



「ダメよ!そんなの!!」



「今誰でもいいから似会いそうな子
 連れてきて!早く!!」





そう…最後のカップルの女子が
倒れて出場できなくなってしまったのだ



係員の生徒は急いで代わりの女の子を
探しにいった。






「探すたってどういう子を
 連れていけばいいのよ〜!」







「きゃっ!」



桜乃は誰かにおされてしまって
そのまま髪ゴムがとれてしまった



「わ〜ん…とれちゃった……」






そこに通りかかった係員の生徒は…




「……!!!!!」



あまりの美しさに驚いた―…




ふわふわしたストレートの髪の毛

大きくてきらきらした目

その困っている顔さえつい可愛いと
思ってしまうくらいの美形!!!!






「ねぇ、あなた!!」



「は…はい!」



「ちょっと手伝ってもらえない
 かしら!?]



「は…はい!?」



「ちょっと来てください!!!」






そのまま桜乃はどこかへ
連れていかれてしまった!?






→NEXT







2011.12.30





.
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ