女怪盗 見参
□壱話🔫歌い手と怪盗
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……アジト……
屋上……
気絶…………。
全く身に覚えがない。
『いや…………。なんかこう……ここ数時間あたりの記憶がねぇ……』
そう言ってから、もしやと思った。
『ッ……そうだ、あいつらは……ッ!』
バッと起き上がると、頭の奥がズキンッと痛んだ。
痛みゆえ、うずくまってしまう俺に対して、ルパンは背中を押さえて倒れないようにしてくれた。
『…………俺の他に…誰か居たか?』
ルパン「ああ、女の子二人に男一人な。お嬢ちゃんの友達かなんかか?」
男一人に、女の子……二人…?
『……女の子三人じゃ、なくてか……?』
もし、あいつらも何かしらの理由でこちらにいるなら……
平和愛も…………《とっつぁん》も居るはず……。
なのに……二人……?
恐らく考えて、ルパンと五ェ門だろうが……なんで、とっつぁんだけ……。
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