女怪盗 見参

□壱話🔫歌い手と怪盗
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次元「……お前らが何のお仲間か知らねえが、俺らが確認したところじゃ、女はお前を含めて三人だけだ」



『……』




俺の顔色が悪かったのか、ルパンはこう切り出した。




ルパン「なんなら、顔合わすか?」



『!』



次元「おい、ルパン」




ルパン「次元、警戒するのはわかっけどよ。コイツの目を見りゃ、どっかの組織員にゃ見えねえぜ?」




……まあ、次元はもともと警戒心強いから、仕方ないのだが。



次元「……ケッ、勝手にしろ。何が起こっても、俺は知らねえからな」






次元はそう吐き捨て、リビングへと繋がるであろうドアから部屋を出ていった。






『……すまん、ルパン。肩持たせちまったな…』



ルパン「気〜にすんなって。それより、立てるか?」


『ああ、大丈夫』





でもやはり足はふらつく。



仕方なく、ルパンに支えられながらリビングへと向かった。








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