青と赤の祓魔師
□J契約という名の…
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『…で戻ったけど?』
メフィスト「…………」
『メフィスト?』
メフィスト「…………」
『…用がないなら、あたしは帰「貴女に大事な話があります」…あるならちゃっちゃと言ってよ』
メフィスト「…ある人間が昔、わたしに契約と題して、こんな願いを言ってきました。『自分が死んだら自分の魂をやるから、旅路の安全を…』とね」
『それが初代・ファウストである、ヨハン・ファウスト一世…でしょ?』
メフィスト「おや、よく御存じで…」
『あたしの世界でも有名だもの。「その契約を受け入れた悪魔・メフィストフェレスはヨハンの死後、契約通り魂を手に入れた」…そうよね?』
メフィスト「ご名答です☆
…さて、なぜここでこのことを話したか、分かりますか?」
『…何となくは理解できた。契約しろってこと?』
メフィスト「まあ平たく言えばそうなりますが…今回はわたしから貴女への契約、ということになります☆」
『あたしへ…?内容は?』
メフィスト「内容は………
《もし不幸な事故で死んだ場合、貴女の命は私がもらい受けます。ただし、それまでは私が貴女の安全を守りましょう》
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