女怪盗 見参
□伍話🔫superiorityとimpatience
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Prrrr....
Prrrr....
麗奈「はーい、こちら麗奈の電話でーすー。
ルパン、仕事お疲れさーん♪」
あれから幾日か経った。
本日はルパンと次元だけの仕事で、他の六名はアジトで寛いでいた。
そんな折、ルパンから麗奈の携帯に電話が来た。
『(というかそもそも、あっちの世界で使えた携帯が、こっちでも使えるとはな…)』
弾んだ声で電話に出る麗奈を尻目に、俺は不二子が買ってきてくれたオレンジシガレットを一本口にくわえる。
シュタイナーが不二子に、俺がシガレット他駄菓子が好きだと教えたらしいが、よくこの国に駄菓子があったな…。
麗奈「…え?俺らの歓迎会…?」
ルパンと電話をしていた麗奈が、すっとんきょうな声をあげる。
話の内容からするに、ここに来てすぐ初仕事をし、
歓迎会どころか初仕事の祝賀会さえやってないから、どこかbarかレストランで…と、ルパンが気を利かせたらしい。
麗奈「…て言ってるけど……次元ちゃんどうする?」
『俺に聞くな💧
…つっても、好意を無駄にするのもな…。ちょっと貸せ』
麗奈「ほーい」
麗奈が携帯を俺に放り、俺は片手で掴んだ。
『…ルパン。申し出はとてもありがたい。
だが、お前さんらは有名な泥棒だろ。アジトでやるんじゃダメなのか?』
ルパン《……ほ〜んと、声さえ低けりゃ次元とな〜んら変わんねぇな…w
その事なら大丈夫だ。とっつぁんとかが入れねぇような店探したからよ。
その代わりドレスコードじゃねぇと入れねぇから、しおりちゃん達や不二子と五ェ門は、ブルートパーズの時の服着た方がいいかもな♪》
…どうやら既に決定事項のようだ。
『…💨
わかった。で?
どこに集合すりゃいいんだ?』
ルパン《"Murmure de chat noir(黒猫の囁き)"だ。
ま、不二子なら分かんだろ》
『了解。支度したらすぐ行くぜ』
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