癒しの巫女
□A小さな悪霊
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《ドタタ》
かごめ「ただいまっ、あ〜帰って来るの一週間ぶり。お風呂沸いてる〜!?」
『…[隠れ]』
北条「日暮…」
かごめ「げ。北条くん」
北条「やっと会えたな日暮、神経痛大丈夫!?」
かごめ「神経痛!?」
祖父「(この男…気づいていない)」
『(あいつ、本物のバカだ)』
夕方、公園…
『かごめ…』
かごめ「桔羅ちゃん!」
『夕方は霊やらなんやらが動き始める時間だ。さっさと変えるぞ』
高校生1「何、かごめ…巫女さんと知り合いなの?」
かごめ「あ、えっと…」
『申し遅れた。高杉神社の高杉桔羅だ。
かごめとは実家が神社同士で意気投合してな…』
高校生2「え、高杉神社って、"妖怪神社"って言われてる、あの?」
『ああ。昔妖怪のたまり場だった場所だからな』
高校生2「へえ…」
高校生1「…あ、見てみて!子供が花火してる!!」
かごめ「(あれ…?)」
《シュ――パチパチパチ》
『(ネズミ花火?)』
《シュボ…パン!シューパパパパパーン!》
かごめ「なっ…」
女の子「あはははは!ざまーみろ、へへ〜んだ(笑)」
『あやつ…』
《タタタッ》
高校生1「え、桔羅さん!?」
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