癒しの巫女

□B目が開くまで…
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その夜…



かごめ「悪霊って…あんた言ってたわよね、どういうこと?草太」

草太「悟くん、悪霊に狙われてるんじゃないかって…。
悟くん、半年前の火事からずっと意識不明なんだけど…最初のうちはクラスのみんなも、しょっ中お見舞いに行ってたんだ。でも…おかしいんだ…。お見舞いの帰りに、階段から落ちたり…車にひかれそうになったり…。
そんなことが続いて、みんなこわくなって寄りつかなくなっちゃってさ。
その半年前の火事で…死んでるんだよね。悟くんのお姉ちゃんの…真由ちゃん」

かごめ「え…」

『…あの霊は真由ちゃんか』

草太「み、見たの!?

『ああ、二度ほど…。
巫女は霊を見易いからな』

草太「そ、そっか…」

『…とにかく明日から探りをいれよう。草太、案内してくれないか?』

草太「う、うん。悟くん家の近く…で、良いよね?

『ああ。近くまで案内してくれたら、現場から遠くで待っていてくれ』

草太「分かった」










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