姫KnightとA prank王
□第肆歩☆天国と地獄?!
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…ゾロリ結婚事件からしばらく経った。
今回は、私は居残りである。
『…まだか?』
ししばらく時間がかかることを見越して、私は即席鍋の材料を買って待っていた。
無論、あの事件の後に食べさせるためである。
ふと見ると、ゾロリ達が大きな箱を持ちながらこちらに駆けてきた。
『…手筈通りのようだね』
ゾロリ「まあな!(笑)
早く逃げるぞ!」
また走り出したゾロリの後ろを、ちょこちょこ付いていく…。と、ふと気付くとトンネルのような所にいた。
『(これくらいは平気か…。入り口もでかければ出口もでかい…と)』
そう。これは地獄の恐竜の腹の中だ。
だが、入り口もでかければ、出口もでかい…。そのままの意味で、普通に通り抜けられた。
『(全く…あの悪魔はドジなんだから)』
川辺に着く。
私は火をおこし始めた。
すると、響くゾロリの声…。
ゾロリ「ノシシ!俺様言ったよな?!『右から三番目』って!」
ノシシ「だからオラ、ちゃーんとこっちの手の方から三番目を取ってきただよ」
ゾロリ「ぶぁっかもーん!右は箸を持つ手だろ!それは左!」
イシシ「仕方ないだよ、ゾロリせんせ…。オラたち最近、箸を使う料理食べないくらい、あんまりもの食べてないだ…」
そう。私のへそくり(という名の所持金)があるのだが、ゾロリは絶対にそれを使わせようとしなかった。
そのため、最近は肉まんやあんまん、ピザまん、サンドイッチなどが主な食事だった…。
それに、私にばかり多めに渡すため、彼らはそんなに食べていなかったのだ…。
ゾロリ「そーいやそうだよなー…」
ゾロリはそう呟き、川辺にある大きな石に腰掛けた…。
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