万物の錬金術師

□W-殺人鬼
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イーストシティは大雨だった。

恐らくヒューズはもう着いてることだろう…。


『時計台…か』








?「走れ、アル!」



見つけた!
俺は三人の後を追う。



…ちっ、見失ったか。
彼奴ら足早いよな…。

…って居たー!

エドは機械鎧壊れてるし、アルは鎧が半分崩壊してるし…。

…ええい、こうなったら…!




『待ちな!』


クルリと此方を向くスカー、エド、アル。


『鋼の錬金術師に手を出してもらっちゃぁ、困るねぇ…』

スカー「貴様何者だ?」

『アンタの狙ってる国家錬金術師さ…大人しくソイツ等を此方に寄越しな』

スカー「国家錬金術師…そちらから出向いてくるとは…」

『運が良いって思ってる?
残念、アンタは運が悪いんだよ。
かかって来な、スカー。
ニーナの恨みを晴らしてやる』


《ダダッ》

『(ニッ)
…風…我に力を
風神』


《ゴウッ》

スカー「!?」

《バッ》


『よく避けたね』

スカー「貴様…ただの国家錬金術師ではないな?」

『あ、分かる?
俺、自然界全ての力を使うんだ。
だから二つ名が…【万物の錬金術師】』

エド「万物…?」

『さぁて、こっから…

《ドンッ》
大佐「そこまでだ!」

…ヘコ〜
良いトコ取られた!』

エド「大佐!」

スカー「…部が悪いな」


《ゴバァッ》


『あ〜あ、逃げちった…』

大佐「…君は?」

『ロイ・マスタング君?
上司には敬語を使いたまえ』

大佐「なっ…!?」

ヒューズ「お、居た居た。
おーい!」

『あ、ヒューズ中佐!』

大佐「ヒューズ、知り合いか?」

ヒューズ「お前…最近軍入りしたイーグルアイ大将だぞ?」

「「「「大将!?」」」」

『ういっす』

ヒューズ「…ロイもタメ語で良いか?」

『別に全員タメ語で良いけど…』

ハボック「幾つなんスか?」

『16』

大佐「え…12に見えた…

『…童顔に言われたか無いね!

大佐「童顔…
【ドーン…】







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