DRAGON LOVEVR

□4話 憎しみ怒り悲しみ寂しさ恐怖
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店員「あ、すみません。この店、よくデート前の女の子たちが新しい服に見を包んでから出かける店なので…会計さえ済ませていただければ着て帰れる店なんです。勿論、今まで着てたお洋服は袋に入れさせていただきます」






そんな店あんのかよ…(汗)


でもまあ、今日まで着てたこのワンピース…そろそろ本格的に洗わないとな…。





『…じゃあ、そうさせてもらっていいですか?』



店員「はい!(笑)」

























帰り道…。




「しかし姉上…センスのいいもの買いましたね」


『そうか?』





ついでにあそこの店でネックレスとブレスレットも買い、身につけて帰るところだった。

妹も同じで、俺のネックレスやブレスレットには青いガラス玉、妹のには赤いガラス玉が付いている。





と、その時…。
横の路地で何かが動いたように見えた。



『!ラン、あぶねぇ!!』


【シュルルルルルッ!】



「うわ…!…て、姉上!!!」






迂闊だった…。妹を守ることは出来たが…まさか俺が捕まるとは…。



触手をうねらせて、奴…ジャバウォックは妹に近寄る。






ジャバウォック「……怖い…怖い………寂しい……独りは…嫌だ……




『!お前…』




シロン「ガガガガ!」




その時、シロンがジャバウォックの触手に噛みついた。


ジャバウォックは痛がって俺ごとシロンを跳ね返す…。




『っつ……大丈夫か!シロン』



シロン「ガガガ!」




ジャバウォック「…痛い…痛い………許さない…許さない…!


「姉上!早くこっちに!!逃げますよ!!」



『ああ!』





俺はシロンを抱えて走りだした。

でも、さっきの…聞き間違いじゃねぇよな…?










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