女怪盗 見参

□壱話🔫歌い手と怪盗
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『……』


うっすら目を開けると、見慣れたボルサリーノのスーツと、同じく黒い帽子を被った男がこちらを見ていた。




?「だぁからって、何も頬叩くことねえじゃんかよ、次元〜💧」



反対側から声がすると思って目だけ動かせば、
緑の上着に藍色のシャツを着た、これまた見覚えのある猿顔の男が、ボルサリーノのスーツを着た男に対してブーツカ文句を垂れていた。




次元「叩いてねぇ。起こさなきゃ事情もわからねえから起こしてんだろうが」



チッと舌打ちをして、ちらりとこちらをみる……──次元 大介──。





『……ここは』



ルパン「ここは俺らのアジト。お嬢ちゃん、アジトの屋上で気絶してたんだぜ?覚えてッか?」







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