Song

□シルバーリング
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「ありがとうございました」



仕事が終わって寄ったのは指輪のお店



君に…なまえに似合いそうなシルバーリングを買った



どーゆうのがいいか迷ってお店の人に相談しながら選んだリング



「彼女さん喜んでくれるといいですね」


って言われて本当に喜んでくれるといいなって思った



なまえと付き合ってもう3年は過ぎようとしてた




今日は記念日だし指輪を買ったわけで。




そろそろ節目かなつって!!




時計を見ると待ち合わせまで15分




もう待ってんのかな??って思ったら




待ち合わせ場所に近い交差点で俺に手を振ってる





信号が青になれば嬉しそうに駆け出すなまえ



『雅紀!!』

「ごめん!待った??」

『ううん、早く会いたくて着いちゃった』

「じゃぁ行こっか!!」



この日のために予約してたレストラン




言葉にするのはちょっと照れるけど




なまえに話しておきたいことがあるんだ




『今日行くレストランってどんな感じ??』

「んー、いつも俺らが行かないような場所!!」

『じゃぁ中華ではないね笑』

「え!?俺いつも中華行ってる??」

『うん笑』



道を歩けばいつも




なまえは俺の右側を歩きたがるんだね




そーゆうとこ付き合った頃から変わんない





着いてなまえに『おしゃれなお店雅紀も知ってるんだね』って笑いながら言ってた



今日は特別なんだよ




だから探したんだから





食事も残すはデザート





「なまえ」

『ん??』

「今日でさ、付き合って3年になるよね」

『うん!!長いような短いようなって感じだよね』

「俺ね、なまえと付き合ってよかったって思ってるよ」

「あたしもそう思う」



今日は君に話しておきたいことがある




「これ受け取ってくれる??」

『これ…』



今はまだ高価なものは買えないけど



これが今の俺の精一杯



「なまえとめぐり逢う前まで将来なんてどうにかなるって思ってたけど、なまえに出逢ってすべてをかけて守りたいって思えた









だから俺と結婚…してください」







ただずっとなまえの笑顔を隣で見ていたい





『あたしなんかが雅紀の隣にいていいの??』

「なまえじゃなきゃ意味ない!!」

『…ありがとう。あたしも雅紀の隣にずっといさせてください』




いつも人前や俺の前で涙流さないなまえが泣いてる





なまえの傍にいって抱き締める




『ちょっと、周りの人見てる!!』

「いーじゃん!!だってすげぇ嬉しいんだもん!!」




そーだねって、言って俺の背中に腕を回す







なまえとだったらね





幾つになってもこんな風にふざけ笑ってすごして行ける気がした





なまえだけを愛していくから




君の左薬指にはどんな高価な指輪よりも輝く




シルバーリング…





シルバーング




End。。。

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