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□ナチュラルに恋して
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『………』


あたしは今、自分の部屋にいて雑誌を読んでる



けど



実際雑誌の中身なんか頭に入ってない



その理由はあたしの隣にいる人のせい



そう彼氏の潤のこと



潤は一人で映画を見てる






ぜんぜん 頑張ってくれない



今日は 付き合って2年たった記念の日なのに








『それさ潤持ってるDVD?』

潤「ん、借りてきたやつ」




潤は集中すると口数が減る



DVDを見て 時計の針は進むの








『(潤は記念日忘れてるのかな…?)』







読んでた雑誌を閉じ机に置く





今日は潤の見てる好きそうな映画をがんばって横で見ることにした



潤「珍しいじゃん、なまえが映画見るなんて」

『たまにはね』



あたしは滅多に映画なんて見ないけど





ちょっとは潤に合わせるために





けど、興味ない映画だから段々睡魔が襲ってきた




ちょっと眠たいから



潤の肩を借りて眠る





その瞬間潤のケータイが鳴った





ケータイをいじっては



また着信が鳴る



さっきから忙しそうにしている潤の携帯電話





さすがに気になってきた





『ねぇ、ちょっと』

潤「ん?」

『誰からメール届いてるの?』

潤「何?嫉妬?」

『そーゆう訳じゃないけど…!』

潤「にのだよ」


ニヤニヤしながらあたしの前に携帯電話の画面を見せる




確かににのちゃんから



『……』

潤「にのに嫉妬してたんだ?」

『だから違うってば!////』






潤は人気者だから



毎日周りは綺麗な女優さんやモデルさんに囲まれてる


だから不安にもなるよ




嫉妬しちゃいけない?



でもね?




潤「嫉妬しなくてもなまえだけ好きだから安心しな?」





あたしの頭を優しく撫でる仕草




そうやって 笑うたび 安心しちゃうの





潤なら大丈夫、安心できるよ









ナチュラルにして






End。。。
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