Song

□愛を叫べ
2ページ/3ページ




あの瞬間以来、俺たちは仲良くなった。





変な蟠り(わだかまり)がなくなって。




それと同時になまえが好きなんだと気づいた。




なまえは何でも変化に気付いてくれた。




例えば俺が金髪にした時も親には「翔がぐれた!」なんて言われたけどなまえは違った。



“『あ!翔、金髪にしたんだ!いいじゃん!似合ってる』”




そう笑いながら言ってくれた。あの言葉にどれだけ救われたか。




その度好きって感情が膨らんでた。





淡い感情が。
















翔「懐かしいなぁ」



和「なにが?」



翔「17ぐらいの時。俺たちとなまえが出会った時のこと思い出してた」




和「あぁ、あの時なまえすごかったよね笑 最初の勢いっつーか笑」




翔「最初さ、なんだこいつって思ったわ笑」




和「ね笑 俺もそう思ってたわ笑」




にのと2人で昔話を窓辺でしてた。




気分はたちまち17のあの時。





翔「にのはさ、あの時なまえのことどう思ってた?」



和「どうって?」



翔「だから、その、好きだった?」




和「んふふ。好きだったよ、てかみんな好きだったからね?」




翔「え!?そーなの!?」




にのの発言にびっくりしてたら気付かなかったの?って笑いながら言ってた。





和「みんななまえが好きだったよ」




翔「なんだ、みんなあいつに惚れてたんだ」




和「そーだね」





あいつはやっぱりすごい女で高嶺の花だったんだ。




和「好きだったけどみんな言わなかっただけ。いや、言えなかったが正しいね」




翔「そーだな」





言えなかったんだ。




だってそれは…





雅「あ!松潤!!タキシードいいじゃん!」




相葉ちゃんの声で振り向けば真っ白なタキシードを着た松潤と真っ白なドレスを着たなまえが2人で立ってた。




そう君の伴侶になったのは松潤だった。





何度も伝えようと思って諦めてその繰り返しをしてた。そしてやっと決心がついた時だった。




ー“「俺となまえ付き合うことになったから」”




そう松潤は俺たちに言って隣で恥ずかしそうに愛おしそうに笑う君を見て諦めがついた。




傍にいるべきなのは松潤なんだって。





君のそんな顔を見たらそう思ったんだ。





智「おめでと、2人とも」



潤「リーダーありがとう」



智「なまえ泣かせたら許さないぞ」



『え、智あたしのお父さんだっけ?笑』



智「気持ち的には親父の気分」



潤「親父の気分って笑」




2人が智くんの発言に笑ってた。





翔「俺さ、やっぱあいつの隣にいるべきなのは松潤だって今でも思うんだよね」




和「俺もそう思ってるよ」




にのの顔を見たらきっと俺と同じこと考えてたんだって思った。





松潤はなまえにお似合いだよ。




だから俺たちみんな降参したんだから。




翔「なまえ!」




嵐から俺たちのマドンナである君にお祝いするよ。





『なぁに?』




翔「幸せになってくれなきゃ俺たち困るからな!」




『うん!幸せになる!』






俺がそう言えばあの頃と変わらない笑顔で君は頷いた。



















愛を叫べ
(おめでとう、俺たちのトゥルーラブ)




End。。。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ