Arashi

□素直に
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『………』




今あたしは潤の出てる番組を見てる


そこで言ってる事は本当の事なのか混乱中




だってもしそうならやってくれるもん





テレビを見ながらボーとする













潤「ただいまー」

『 !! おかえりー!!』



潤の声に驚いてとっさに違う番組に変えた





別にやましい事はないんだけど…;




『今日珍しく早かったね』

潤「あぁ、ロケあったんだけど中止になった」

『へぇ…ご飯いる?』

潤「ううん、さっき食べてきたからいいや」

『そっか、コーヒー飲む?』

潤「じゃぁ、お願い


あ、DVD見ていい?最近忙しくて途中までしか見てねぇからさ」

『うん、いーよ』



2人分のマグカップを取り出してコーヒーを入れる



コーヒーを入れてる時でも頭の中がモヤモヤ





言いたいけど自分の性格的に言い出せない






『はい』

潤「ん、サンキュー」



潤はもうDVD見るのに集中し始めた



いつもはもう一つのソファーに座るけど



今日はさりげなく潤の隣に座ってみる





潤「珍しいじゃん、なまえが俺の隣座るとか」

『え?あぁ!たまたまだよ!たまたま…』

潤「なんか言いたい事あんじゃないの?」





…潤くん勘が鋭いです





潤「その顔はあるんだな、ほら、言ってごらん」

『あの、さ、めんどくさい女とか思わないでね?』

潤「思わない」

『じゃぁ言います…















外じゃなくても一緒にいる時は手繋ぐって本当?』














潤「…番組見てた?」

『うん』

潤「ずっとそれ聞きたかったの?」

『ずっとって訳じゃないけど聞きたかった…です』





そう



あたしが頭の中モヤモヤの原因はこれ




だってさ外はさすがにマスコミがいるからダメだけど


家にいる時は繋いだ事ないよ?



だからどうなの?って…





潤「んーなまえが繋いでって言うなら繋ぐ」

『それってあたし次第って事?』

潤「そう」





うわー


あたしがそーゆう事自分の口から言わないの知ってるくせにー!




でも今日だけは素直になって…















『家の中でも手、繋いで…?』






一瞬、潤は顔を赤くしたのを見た



その後、「はい」って言ってあたしの手の上から包み込むように握ってくれた







潤「上目遣いしてそんな可愛い顔したら、やだとは言えねぇじゃん」

『だって…』

潤「なまえ、顔真っ赤なんだけどw」

『…手繋ぐの久々だし言うの恥ずかしかったしで…』

潤「自分が言いたかった事じゃん」

『今のは潤が言わせたようなもんじゃん!!』

潤「そーだけど結果的にはそっちでしょ」

『意地悪!!』



潤とは違う方に顔だけ向けた



潤「いじけんなって、なまえ?」

『もー!なに…』















手を握ったまま可愛らしいリップ音をたててあたしにキスをした















『ちょっ!!//////いきなりしないでよ//』

潤「だって可愛かったし」

『もう…』















でもあたしは




あたしより素直に物事を言えたり行動出来る







潤が大好きです




でも本人にはまだ恥ずかしくて言えないから




あたしも潤と同じぐらい素直になれたら言おうかな?




それまで心に秘めて…





End。。。
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