MAGI- -

□対面
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……

それからしばらくして、その人たちは色々と冷静になったようだ。


……あの殺気を放ってやってきた、銀髪さんが、恐ろしい顔をしていたなんてことは、

ない、



と、思いたかった。



……とりあえず、現実逃避、したい……

この人たちで大丈夫なのかすらえ、思えてきたもんだ。




ただ、今の自分にはどうすることもできないことなんて、わかってる。








……わかってる、……さ



彼らが僕を見て、……






ある一人は、好奇心旺盛な目で

また、ある一人は何やら、独り言を言いながら

……内容は、弟子?にする、とかなんとか……



そして、あと一人は警戒心丸出しの目で





見ている。



が、



僕は、ぼーっと、トモダチを見ていた。



何もすることもないし、この時間、なんだろうか。


そんな疑問を持ちながらも、僕は自分のやりたいことをすることに決めた。




だから、そんなもの関係ないよね。




「……ふむ、なぁ!きみ!!ちょっといいか?」



だけど、唐突に紫の髪の人は喋りだした。




……それ、誰に向けて言ってるの……?

独り言……?



君って……?そう不思議に思い、その紫の髪の人の目線をたどってみようとする





……あ、僕……?か

ようやく、わかった。



『何……?』


僕が返事をするまで間が開いたその間、彼らは焦ったような、困ったような……


それで、いて笑っているような……?
そんな不思議な表情をしていた。




「あぁ!そうだよ!!えっとな……うん、とりあえず、名前を教えてくれないか!!

ちなみに俺は、シンドバット!!

そして、この女性みたいな顔立ちの銀髪がぁ!!」


……その紹介されようとした人に、シンドバット。。。?さんは、殴られてた。


……結構、痛そうだ。



「……それで、こいつがな!!ジャーファル!!

そして、この焼けた銀髪はな!シャルルカンだ!!」



だが、シンドバット……さんは、すぐに復活して続きを話し始めた。


……この人、頑丈……だね

ある意味感心しつつ、その隣で


そのシャルルカンさんは笑顔でよろしくな、といっていた




シンドバットさんに
ジャーファルさん、
そしてシャルルカンさん……



……覚えれるかな……
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