春夏秋冬〜恋焦がれていく季節の中で……。〜
□会いたい
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気持ちい日差し、
ちょうどいい涼しさに吹く風、
そんな、昼寝するのにちょうどいいところに、俺たち四人はいた。
<空>
歌唄「ねぇ、見てみてー!!またべ様が、名言を残してるよ!!」
レン「え?なになに……スケスケだぜって……ふふっ」
栞「あっ、ホントだ……!!あははっ、面白いこと言うね、跡部君」
最近始まったばかりの新テニスの王子様を片手に談笑中。
…の、3人。
ちなみに俺は昼寝中。
つーか、そこもう俺見たんだけどー……
歌唄「ねっ!!空も見てよー!!」
空「俺、もうそこ視たぜー……」
歌唄「なぬっ!?!?ちょ、空早すぎだしょ!!」
レン「空、授業中に読んでたもんね」
……歌唄が授業中に読んでたら絶対奇声とかあげるから、バレて没収からの職員室息だろ……
と、思うけどいわねぇ((
んで、黙々と向き合ってる、そこの栞は何をしてるんだ?
そう思い、栞の持っている携帯を覗き込んでみる。
栞「んー……やっぱり……いいなぁ……」
……栞はなんかひとりごと言っるけど。
それに、俺にもしかして気づいてない感じか?
……鈍感にもほどがあるだろ……はぁ……
まぁ、鈍いところも栞だからかわいいんだけどなー。
んで、栞は結局何をしてるんだ……っと。
あ……。
空「珍しいな、栞が夢小説を読むだなんてよ、それに複数主人公で。」
栞「……あ、空!?いつから……!?
ぁ、えっとね……なんか私たちみたいな4人の複数主人公のトリップだったから……つい、ね?//」
そういって、はずかしそうに笑う栞。
それに、やっぱり4人で一緒じゃないと私は嫌だから、さ。
……なんて、やっぱりかわいいやつだよなー……