MAGI- -

□目覚め
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っ……うぁ……


なんだか、浮遊感が、ある……




それも、すごい速さで、下にどんどんおちている、気がする。








このままいったら、僕はどうなるんだろう?



ウーゴとの約束を果たす前に……?







やだ……


でも、この状況をどうすればいいのか、なんて、

僕にはわからない、どうしようも、できない





!?


なに……?


さっき、壁のようなものにぶつかった気がした……





でも、それは、彼ら、
僕の周りにいてくれる鳥のような彼らがやってくれたみたいだ。







でも、それでも、とまらない。



僕は、ただおちていく。



なんの術もないまま。







っ!?

いっ……!!


何かが体に食い込むような感覚がした。

それと、肌が切れた気も。




でも、ただそれだけで、

それ以外には何の衝撃もない。





あぁ……そっか、

また、彼らが、守ってくれたんだね。





ガサッと、そんな時、物音が聞こえてきた。


誰……?

そんな思いから僕は目を開く。





そこには、二人、人がいた。



一人は、赤髪の体格のよさそうな人。

もう一人、




は……銀髪の……、僕を、拒絶、っていうか……

なんて、いんだろう……警戒……?

いや、……それよりも、もっと……








そこまで考えたところで、また意識が遠くなり始める。

あぁ……



なんだろう、な。


自分の中で、いまだ答えが出せぬまま、再び、眠りにつく。







……ねぇ。

僕と、トモダチになってくれないかい?



僕、君たちがいてくれると、なんだが、
うれしいんだ。
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