MAGI- -

□対面
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……ボーっと、呑気にそんなことを考えてはいたけど、



あ……次、僕が自己紹介?をしなくちゃいけないのか。

そう気づいたのはしばらくたってから。



その間、シンドバットさん、達は何やら、お笑い?をしていたのかな。






……まぁ、いいや。


『僕はソラ。男、……くらい?』


いまいち、自己紹介の仕方というものが分からない。


というか、僕自身、自分のこともよく分かっていない。





知っているのは、そう、さっきいったことくらいなだけ、


あ、あと、トモダチが、今も、いることと、ウーゴがいること、くらい、かな……





「え、それ、だけ……?」

シンドバットさんたちは、目を丸くして、僕に尋ねてきた。

……ポヘーって、してるね。





『うん、僕も僕自身のことが、よく、わからない。
だから、これから探していくところなんだ』


僕がそういうと、また驚いた顔をしていたシンドバットさんたち、






けど、それはすぐ笑顔に変わって、何かたくらみがあるような、そんな顔を、シンドバットさんはしていた。



……何だろ、
怪しい気が、する。






「それなら、ソラ、君は、ここでしばらく暮らすといい!!」











……ん?

え、?




ドーンと、高らかに宣言したシンドバットさんだけど、僕たちはそこで止まってしまった。







ジャーファルさんは、はぁ、とため息をついて、呆れた目で、シンドバットさんを見ているし、


シャルルカンさんは、なぜか、爆笑してる。
……目に涙を薄くためて、




……そんなに爆笑することなのかな……?







「まぁ……シンがこういうのはわかってましたよ……」


もう、知らないとばかりに、ジャーファルさんはそういった……

……いや、吐き捨てた?のほうがいい例えかもしれない








シンさんは、ジャーファルさんに呆れられてる、んだね、

シャルルカンさんは、そのやり取りを見て笑う、傍観者、





僕……?

いまいちこの状況を理解しがたい、……うん……えー、と






居候?かな?
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