星は瞬く

□第2話
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『……。』


初めてみるものばかりで緊張と不安がある。離れ島育ちな私には人の区別…特に海兵が全員同じに見えたり…。


はぁ。とため息をつけたらヤギが寄ってきて私のお腹にに頬ずりしてきたので、私はそのヤギを抱き寄せた。


『…島から出なきゃよかったかも。』


ヤギの背中を撫でて、すり寄せた。


「連れてきたぞ。」


センゴクさんの後ろに大きな男の人。赤と青と黄だ。


『…どうも、カオリです。』


私はおずおずと挨拶をすれば、赤が特徴的なスーツに胸元の真っ赤な薔薇の男が私を見定めるように見てきた。


「ワシの名前はサカズキじゃ。…それにしても、随分ちみっこいのぉ。」



「赤犬、失礼だよぉ〜。わっしの名前はボルサリーノ。よろしくねぇ。」


サカズキの肩をポンと叩いた黄色いスーツのサングラスが特徴的な男が微笑んだ。


「で、最後に。俺の名前はクザン。趣味はサイクリング。ってことで一緒にこれからどう?」



青いスーツに癖のある髪。そして、…頭のあれはなんだろう。



『すいません。…頭のそれは何ですか?』

「あれ、ナンパは無視?…これはただのアイマスクだけど。」




『アイマスク…。すいません、わたし島育ちなもので。』


無知すぎることは少し嫌だ。


私はすこし落ち込んだ。



「いやいや。別に大丈夫だよ。いや、でも初めてアイマスク聞かれた。」


にっこり微笑んでくれたので悪いことだったわけではなかったようで安心した。



そしてその日はこれだけ話し、大将たちは仕事があるからと別れ、私はセンゴクさんの仮眠室にやっかいになった。




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