rose
□いつもと違って
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今は面倒くさい体育の時間なんです。
先「体育委員の山田、倉庫からハードル取ってこい」
山「はーい」
あ、涼介体育委員だったっけ。
涼介に重たいハードル持たせるなんてできない。
僕もいこーっ。
グラウンドの隅にある倉庫に向かう涼介に急いでついていく。
知「涼介、僕も手伝うよ。」
涼「ありがと、侑李っ」
倉庫に着いてハードルを捜索する。
知「えー、どこにあんの」
山「んーー、あ!あった、あんな奥に」
暗闇の中、涼介が指差した方向は倉庫の一番奥。
なんかそこにつくまでにいろんな障害物があるし。
知「危険だから、僕が行く。」
山「うん、わかった。」
転がってるサッカーボールとか
使っていないと思われる汚いマットとか
避けながらやっとハードルをとってきた。
知「じゃあ、戻ろうか。」
山「うん。」
ガシャンっ
知「あれ?」
さっきまで開いていたはずの扉が開かない。
山「どうしたの?」
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