小説
□傲慢無礼
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青峰side(関西弁で書くのやっぱし無理だった)
「いやぁまさか本当にヤれるとは思わなかったけど備えあれば憂いなしだな」
課題を入れてた鞄からローションを取り出して指に絡める。
今吉サンは小刻みに震えているもののネクタイで拘束されてて動けねーし、半分諦めてる感じが否めない。
というよかイく寸前で手を止められてキツくない
はずがない。
それなのに腰も揺らさないで堪えてるその精神力は正直すげーと思う。
本当なら一回ぐらいイかせてやったほうがいいんだろうけど、その必死な表情にそそられるんでやってやらない。
今吉サンから「イかせてくれ」って言うように仕向けたいし。
「そんな冷てーヤツじゃないし我慢しろよ」
「いっ…!?…ふっ…、んんっ!」
体を横向きにさせて、指を小指から突っ込む。
細い目を見開いて痛そうにする顔を見てちょっと申し訳なく感じるけどそれよりも上回って加虐心が揺すぶられる。
なんでこの人は嫌がる表情がこんなにもエロいんだか。
「っ……ふ、ぅあっ」
異物感と痛みに顔を歪める姿はまあ確かにエロい。
だからと言って別に俺は今吉を唯めちゃくちゃにしたい訳じゃないんで、小指を人差し指に変えて中を探る。
「意外と綺麗だな。洗ってないからちょっと不安だったけどこれなら問題ねーや」
「…!さっさと…っ抜かんかい、な…っ!」
さっきと違う快感を供わない痛みに今吉サンは本気で嫌がる。
涙浮かべて、萎えてるとこ見るとマジで痛いんであろうことが見てとれた。
つーか、ものすごくキツいし。
これがもし俺自身だったらちぎられてそうでぞっとする。
「もうちょっとだから待てって」
そう宥めて、背中に沿うように指を挿れていく。
「つっぅ、な、にが…やのっ………ぅあっ!!?」
体が大袈裟に背け反って、その今吉サンのとは思えない裏声に自然と顔がにやけた。
当の本人は何があったのか分からないという表情で息を荒げている。
「見ぃーっけた」
「ぇ?な、に……な、んやの…っひぅぁ!?」
「今吉サンの前立腺。キモチーだろ?」
これ見よがしにぐりぐりと刺激してやれば、萎えていた今吉サンのも勃ちあがった。
「あっ、アッぅあっや、ャアッアァ」
快感と羞恥で顔を真っ赤にする今吉サンにプラスしてこの喘ぎ声は、腰に、クる。
そうしてる間に今吉サンは声を抑えようと唇を噛み締めてた。
「っく、んむ…んぅっ…ふっ」
「抑えんなよもったいねぇ」
「んぁっ!?ひゃ、ひゃぁっあ…ふぁああっ、あ!!」
空いてる方の指を口に突っ込み、奥歯のあたりにやっとけば案の定喘ぐ喘ぐ。
慣らしてやんなきゃいけないとは分かってっけど、挿れちゃ駄目だろうか。
「ま、前立腺と前を刺激しながらならすぐいけるか」