It's impossible!!√O

□But I , but I want your...
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「來さんって準備早いッスよね」
『まああまり化粧とかしませんから。あとノック忘れないで下さい』
「はーい……」
『鬼鮫先輩、ちょっと出かけてきます!』
「いってきまっす!」
「いってらっしゃい」
アジトを出て森を歩き始める。
「……」
『?なんか元気ないですね』
「いや、だって今朝から僕と二人になるとあまりに表情ないッスから……ちょっと不安になっちゃって。僕何かしました?」
『……難しい人ですね。わたし、ちょっと一緒に居すぎて表情筋と感情筋が疲れたんですよ』
「えええええええ」
『なので素はこれです。きっと一緒に居れば慣れます』
「感情が疲れる?ってどういうことなんすか……」
『普通に相手の求める反応に合わせて似非感情を起こすのに疲れることですよ』
「ますますわからん」
『どうします?無駄にテンション高くすればいいですか?』
「やめて下さいよ……ちょっと見たい気もしますけど……」
『えーそういうこと言われたら來傷ついちゃうー(アニメ声』
「げほっ」
『どうしたんですか先輩(アニメ声)』
「や、やめて下さい!文面じゃ僕が一人でむせてるみたいじゃないッスか!」
『メメタァ』
「もう!僕は別に來さんを疲れさせるために一緒に居るわけじゃないッス!純粋に一緒に楽しく過ごすためにいるんです!」
『だったらなおさらでしょう?』
「根本的に考え方が違いますね……」
『?(何か違ったか?こういうの言えみたいなこと言ったのはトビなんだけど……わたしの解釈がおかしかったのか?)わたし太○胃散持ってますけど飲みます?』
「準備万端ッスね!?」
『準備万端の上でなければ出かけませんから』
「違う、オレが言いたいのはそういうことじゃない……!」
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