I'm phantom.

□できることなら
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部屋で書類を書き終わった。
鳶「終わったッス〜…」
あー…眠いー…。
昼から今…夜中の3時まで書き続けていたから眠い。
ペインのところまで早速書類を持っていってさっさと寝よう。
欠伸をして立ち上がろうとした瞬間にあることに気づいた。
カーテンが風でひらひらしている。
…窓が、開いている。
おかしいな。
ちゃんと閉めた筈だが、と立ち上がった瞬間だった。
急に後ろから腰に手が回る。
鳶「!?(ビクッ」
誰だ。
俺よりも少し小さいのか、息が首筋にかかる。
『こんにちは、先輩』
耳元で聞き慣れた声が聞こえた。
鳶「夜霞…?」
いつの間に入ってきたのか。
気配で気づくことができなかったことに少しおかしいと思っていると腰に回っていた左手が俺の右胸の飾りを服の上から抓る。
鳶「っ…何して…っ!」
『…どうです…気持ちいいでしょ…?』
鳶「ちょ…夜霞っ!?」
『たまにはいいじゃないですか…少しぐらい甘えさせて下さいよ…』
しつこく刺激を送りながら言う夜霞から漂ういつもとは違う、妖しい雰囲気にさっきとは少し違う戦慄を覚える。
服の上からというのももどかしい。
って何考えてんだ俺!?
鳶「本当にやめっ…!」
『…黙って身体を預けろ』
鳶「!?」
声が変わり、雰囲気が完全に変わった。
熱を孕んでいる目も鋭く光っている。
でも次の瞬間には弱々しく
『…僕はこんなに先輩が好きなのに…何で見てくれないんですか…』
そう言いながらするりと俺自身を取り出して右手で丁寧に強く握ったり力を緩めたりを繰り返す。
マジでヤバい。
こいつ酔っ払ってんのか!?
すり抜けようとするが
鳶「…できない…?」
『あれれ?もしかして…僕から逃げようとしてました?』
帯「っ…貴様…何をした…!?」
焦りで素の俺が出たが忍び笑いをしながらいつもよりも低く、艶のある声で耳打ちしながら夜霞は言う。
『チャクラを吸い取る手袋ですよ…そんな安々と先輩を手放す訳にはいきませんし?』
帯「…何で…」
『さっき言ったじゃないですか…僕先輩のことスッゴく好きなんですって。…僕のものにならないぐらいだったら…』
【このまま、犯したいぐらいです】
帯「馬鹿、なこと…言うな…ぁ!」
手を上下に動かしながら夜霞は色っぽい声で言う。
『そんなこと言ってる割には…イキそうなんじゃないんですか?』
帯「やめっ…ぅ…!」
『ほら…僕の目の前でイッちゃって下さいよ』
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