It's impossible!!√O

□a trespasser.
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『できましたよー』
「あ、カレーだ。うん」
「珍しいな、來が全部ご飯作るって」
『まあ今日は腕試しに作りたくなったので。さ、皆さんを呼んで冷めないうちに食べましょう』
全員呼んで席に着いた。
「(あ、本当にカレーにしてくれた)」
「無事大蛇丸じわじわ暗殺計画も進めていることに感謝するぞ」
『そんな計画あったっけ』
「とにかく大蛇丸の器になりかけてた奴助けれたし。そういう訳でいただきます」
『どんな訳なんですか』






話を聞いているとどうやら明日はわたし以外アジトにいないようだ。
みんな思い思いの出かけたい場所があるらしい。
自室に戻るとオビトがわたしのベッドに腰掛けていた。
『そこ……わたしのベッド』
「別にいいだろう……。來は明日、どこにも行かないのか?」
『うん。まあ行きたいとこもないし』
「そうか。オレは雨隠れに行くぞ」
『へぇ……』
じゃあな、とオビトが出ていこうとしたが不意に何かを思い出したらしく、こちらに寄ってきた。
「晩ご飯のカレー、上手かったぞ」
笑って言ってくれたので少しドキッとした。
オビトの笑った顔は真に少し、そっくりだった。





【オビトside】
ペインの部屋にて。
「マダラ、この頃妙に休みが多くないか」
「多くしたからな」
「尾獣狩りはいいのか」
「まあな」
「何故」
「何故って……世界征服なんてどうでもよくなったからな」
「……は?」
「オレは世界なんてどうでもいい」
「暁って何の為にあんの」
「……そうだな……とりあえず訳あり抜け忍集団じゃないか?……まあ、今解散したところで飛段かデイダラあたりが食っていけねえって戻ってくるのが落ちだしな」
「っていうかこのメンバー世界征服する気ないよね絶対」
「だな。かといって暁抜けて結構このメンバーでつるむことがなくなるのは嫌だからいるようなところがあるのは否めない」
「それ以前に暁抜けたら殺すしな。ところで……マダラは來と付き合ってるのか」
「……だとしたら?」
「こなぁぁぁぁん!!やっぱりそうだったぁぁぁぁ!」
「うるせえ」
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