It's impossible!!√O

□I'm feeling alive
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【数年後】


「おたーさん、おたーさん!」
「それおいしーい?」
『うん、おいしいよ。二人とも食べてごらん?』
「「うん!」」
双子の息子と娘……名前はそれぞれ白蓮と凛華にあんみつを分けていると向かいに座るオビトがふっと笑った。
「二人ともおいしいか?」
「「うん、おいしー!」」
「そうか」
頭を撫でたオビトの頭を撫でた。
「なんだ、どうした?」
『んー……前のこと思い出したから、なんとなく』
「そうか」
「やっぱり仲いいねえ。喧嘩とかしないの?」
「滅多にしないな」
「おー熱い熱い」
近くの椅子に座るカカシが茶化すのをオビトは気に入らなかったのか、無言で足を踏みつけたらしい。
カカシが悶絶していると
「あ、いんかとはくえんだってばさ!」
「ひしゃしぶりー!」
「あー!ぼゆとくん!」
「さやだちゃんだあ!」
全員ちゃんと言えてない……。
というかこの二人が居るなら。
「こらサラダ!走っちゃダメでしょ?」
「ボルトも!この前転んじゃったでしょ?」
「二人とも大変だねえ」
二人を叱っていた二人の母親にカカシが声をかけてからわたしもヒラヒラと手を振る。
『久しぶりー』
「こんにちは」
「先日はお世話になりました」
ヒナタが大きなお腹を撫でる。
サクラはこの前、アジトにサスケが来た時にわたしが連絡してサラダと一緒に会いに来た。
「あの時は大変だったな」
『サスケの反応ほんと好きだわ』
「あまりからかわないであげてくださいね。サスケくん、拗ねちゃいますから」
『へいへい。ヒナタの方はどう?体調とか大丈夫?』
「あ、はい」
『それならいいんだけど。やっぱりあの年頃っていうのは遊びたがるのかなあ。二人とも外に出たがるからインドア派のわたしはくたくただよ』
「何だかんだで全力でやるからだろうが」
『やるからにはやるよ』
「つまらんことを訊いたオレが馬鹿だった」
『さ、買い物したら帰るからね』
「えー!」
「まだあそぶー!」
『……オビト、二人を見てるか買い物するかどっちがいい?』
「はあ……どっちもダメだ。あまり甘やかすな。明日も来ればいい。ちゃんと約束して帰るんだ。いいな」
「「いいの!?」」
「明日は槍が降るな」
カカシに無言でチョークスリーパーをかけているオビトを尻目に子供達は約束を交わしている。
『じゃあまた明日ね』
「お気をつけて」
『もちろん。じゃあねー』
「「ばいばーい」」










『ただいまー』
「お前らどこまで行ってたんだ」
「おせぇよ、うん」
「木の葉まで行ってたんだ」
「お土産あるよ」
「お、団子だ」
「何団子だと!?(ばびゅん」
食いつき速えぇ。
『イタチがよく買ってくるお店、ここでしょ?』
「覚えてたのか?」
「よくみゆ!」
「木の葉、どうだった?」
「たのしかったー」
「そうか」
白蓮の頭を撫でる飛段。
やっぱりみんな優しいなと思う。
こんな日々が少しでも長く続くように、わたしは生き続けるんだろう。





「さてと!未来はまだまだ続くがこの物語はここで終わりだ」
『まあね。ちょっと寂しいかな』
「まあ管理人のことだからまた番外編で何かやると思うからその時はそれなりに見守ってやって頂戴」
「後半オレ出て来なかったな……」
「オレや鬼鮫、ゼツもな」
「まだ大蛇丸よりはましだろうけどな」
『わたしは性格も口も悪いからね。ごめんね?反省も後悔もしていないけれど』
「最後がいらないかな」
「本当ニ怖イナ」
「とりあえずこの物語を閉めましょうか」
「せーの、」
「「「「「「「「「「「「「「ありがとうございました!!!!」」」」」」」」」」」」」」





fin.



番外編はこちらです。
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