It's impossible!!√A

□日常
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『……はい、では始めますか』
「ある時は悪役ー」
「かつての友は今日の敵」
『次会う時は戦友かもー』
「【今日はー?」
「「「「『暁】ー!』」」」」
『はい、うぇーい』
「……まずこの番組は釈放されて警務を任されたオレ達だが」
「金がない(迫真)」
「角都、カメラににじり寄るな。ちょっとビビってるじゃねえか」
「それにしても生放送ですか。思いきったことをしますねえ」
「わりと人がいるんだな」
『いや、ちょっと前に見たら何か木の葉の連中が割と宣伝してたらしいんだよな。宣伝見て来た奴挙手』
「お、なるほど」
「割と來進行慣れしてるんだな」
『コミュ障でも画面越しならいくらでも喋れるぞ、わりと。で、どうするよこれ』
「番組の進行は任せた」
『マジか、丸投げかよ……あー、うん、じゃあそうだな。ちょっとコメントでも流れてる通り、暁怖いって思ってる奴もいるっぽいから軽く自己紹介でもすればいいんじゃないの。ちゃんと写れよ』
「え、じゃあ言い出しっぺの來から行けよ」
『やだよ、ここは公平にじゃんけんだろ』
「はいはい、最初はグーじゃんけんぽん」
「わ、私ですか」
「次はオレか」
『次にオビト、イタチ、私と続くか。よし、じゃあ鬼鮫行け』
「え、何言えばいいんですかこれ」
『名前、出身、趣味、あと座右の銘やら何か』
「えっと、干柿鬼鮫です。出身は霧隠れで、趣味は……そうですね、家事、でしょうか」
「コメントすげえざわついてんな」
「ええ……?」
「"顔面から滲み出る強さ"とか"流石霧隠れの怪人"とか言われてるな」
『むしろ顔面が凶器』
「來さん?^^」
『だってそうだろう』
「荒らしとかは勘弁な。書きたいことあったら掲示板にでも書けばいいからここではやめような」
『師匠のそういう先生っぽい言い方なんか気持ち悪いな』
「お前な……」
「鬼鮫はやはり人気者だな」
『霧隠れの生ける伝説と化してるところあるもんな』
「たしかに、そうかもしれませんねえ」
「"こんな紳士が戦場では…(gkbr"とか言われてるぞ」
『まあ元は真人間だよな、この中では私の次ぐらいに』
「はい?」
「コメントでも困惑されてるぞ」
『何故だ』
「あ、鬼鮫の家事スキルは本物だぞ。良い主夫になれることはオレが保障する。彼女募集中だ」
「イタチ、お前が言うとフォローにならないからやめてやれ。オビト辺りに言わせてやれ」
『いや、ダメだ。これでもうちは一族だから』
「これでもって何だこれでもって」
『ふん、今までの人生の半分ぐらいまともな人間と喋らなかったくせに。ヘタレ』
「ヘタレとか言うな!おい何でちょっと盛り上がってんだコメント!」
「恐らく木の葉の……」
「言わんでいい!チッ」
「私は以上です。角都さん、お願いします」
「あー、オレは角都。滝隠れの忍だ。金が全てだと思っている」
『おー、角都のこともちらちら知ってる奴いるっぽいなあ』
「"守銭奴じいちゃんキター"とか言われてるな」
『じいじ』
「やめろ」
「(満更でもなさそう)」
『お、マスク取ってほしいってよ』
「見れば後悔するぞ」
「來さんもだそうですよ」
『え、やだよ』
「ていうか眼帯の上にゴーグルしてるのか?」
『そうだが』
「"美人さん"とか言われてますよ」
『馬鹿か!そういうのはもっと身近な奴に言ってやれ』
「ダメだ。こいつは普段から隠してる」
「("ガードかてえ"とか言われてますよ、オビトさん……)」
「こいつが見せたくないんだからいいだろう。そんなに見たいならオレに勝ってからにしろ」
「("どう足掻いてもセコム"とか"勝てる気がしない"とか……もう既に勘づかれてるぞ)」
「(やっぱりどう見ても両想いなんだけどなあ)」
「……オレはうちはオビトだ。言わずもがな、木の葉出身。一応暁の現リーダーってとこだな」
『イケメンとか書いちゃダメだからな、師匠割とデレデレするから』
「しっ、したことないだろうが!」
『少なくとも調子には乗るだろ。まあそうだよな、普通の男の子が今がこれだからな。人生ってすごいな』
「("したことない(お前にも)"、"むしろできない"、"安定のヘタレ"……散々な言われようですねえ)あの、これお二人後で見ると思うんであんまり調子には乗らない方がいいですよ(コソッ」
「鬼鮫?どうしたんだ?」
「あー、いえ。次、イタチさんでしたっけ」
「あぁ。うちはイタチ、木の葉出身だ。……まあ、色々あってここにいる」
『すげえ省略したな』
「いや、來の紹介もそうなるだろ」
『まあな』
「こいつ、割と甘い物が好きだぞ」
「一気にざわつくコメント」
「イタチさんですからね」
『コメントの中の質問とかは割と多ければ後ででも答えてくか。よし、紹介終わり』
「何さらっと自分だけしないつもりなんだ」
『あででででで関節決まってる』
「("でもそれって愛なの"、"←愛なら仕方ない"……どこの撲殺天使ですかね)」
『はあ……私は來。出身か、覚えてない。最近は紅茶をよく飲む』
「お上品だよな、口調に目を瞑れば」
『黙れ。まだ詳しいとは言えないけどな。コーヒーよりは紅茶だが割とコーヒーもよく飲むし、ココアとかも好きだ。カフェイン中毒だな』
「やっぱりコメント増えますね。"謎多い人"だそうですよ」
『まあ、そりゃな』
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