黒子のバスケ 長編原作
□第2Q 月曜朝8:40分の屋上ね!
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廊下
『あっれー…テツヤどこ行ったんだろ?』
さっきまでここに居たのに…ミスディレクション使いやがったな!!
仕方ない…一人で行くか
ガラッ
『リコちゃーーーーんっ!!』
「ブファ!」
『本入部届下さい!!』
私が勢いよく教室に入ったのを驚いて飲んでいた飲み物を口から噴き出した
「ハァー…今日で三人目。梨奈ちゃんも!?」
『え…三人目って?』
「黒子君の次にやってきたのは火神、そして梨奈ちゃんよ」
テツヤめ!!先に来たのか…
「なんか黒子君、梨奈ちゃん探してたみたいよ。はい、本入部届」
『ありがとうございます。私も探してたんですけどね、テツヤマイペースだから…』
では失礼しますと教室を出ようとした時呼び
止められた
「あ!それ受け付けるのは月曜朝8:40の屋上でね!!」
はい、と言葉を残し教室を出た
なーんかその朝あったような気がする…
「あ、梨奈さん」
『テツヤ!』
反対側の廊下から来たテツヤに走り寄った
「どこ行ってたんですか?教室に帰ってもいなかったので探しましたよ」
『いやいやこっちのセリフだからね!?』
テツヤはいつの間にか私が熟睡して机で寝てたのを起こすのは可哀そうだったから起こさずに行ってたらしい、寝る前までは一緒に居たのに…起こしてもよかったものの
『うん、なんかごめん』
「昨日の夜寝れなかったんですか??」
『まー…ちょっとね』
クマが出てると言われて近くの女子トイレで鏡を見るとうっすらとついていた